スイスの大学が開発、ホロコースト学習アプリ「Worlddidac Award 2018」受賞
ナチス時代に600万人以上のユダヤ人や政治犯、ロマなどが殺害されたホロコースト。ホロコーストの生存者も年々減少しているが、現在でも欧米ではホロコーストに関する教育は続けられている。スイスのルツェルン大学が開発したホロコースト教育アプリ「ホロコーストからの逃亡(Escape from the Holocaust:ドイツ語Fliehen vor dem Holocaust)」が教育向けの優れたプロダクトやアプリに贈られる「Worlddidac Award 2018」を受賞した。
「教室以外でもホロコーストについて学習できる」
アプリ「ホロコーストからの逃亡」は2018年5月にリリース。ドイツ語で無料でスマホでホロコースト時代のユダヤ人の生活や歴史、迫害の状況など、テキストの本だけでは難しくて理解しにくい内容もアプリで生存者のコメントや動画やデジタルで当時の写真や映像、インタラクティブなやり取りを通して学習ができる。歴史文化研究所のPeter Gautschi氏は「このアプリで学校の教室以外でもホロコーストについて学習することができる。若者や多くの関係者を惹きつける内容になっている」とコメント。
▼「ホロコーストからの逃亡」アプリ紹介動画(ドイツ語)