Twitter、ボットや不正アカウント削除で利用者減少だが初の四半期連続黒字
Twitterは2018年10月25日、2018年第3四半期(2018年7~9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比29%増の7億5800万ドル(約770億円)。純利益は1億6300万ドル(約180億円)。2017年Q4に2013年の株式公開以来、初の黒字を達成し、今期はTwitterにとって初の4期連続の黒字となった。同社ではずっと赤字が続いていたため、以前からマーケティング、研究開発などのコスト削減が功を奏して赤字幅は大幅に縮小し続けていた。
大きな伸びを見せない利用者
Twitterの売上高のうち約86%は、広告収入で、広告の売上は6億5000万ドル。特に動画広告が伸びている。今期は、ボットや不正アカウントなどを大量に削除したことによって、月間アクティブユーザー数は900万減少の3億2600万人。欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)による利用者減も含まれているだろう。
日本ではタレントや若者にも人気のTwitterだが、アメリカやインドネシアなど一部の国では人気があるものの、世界規模でみたら22億人以上が利用しているFacebookと比較すると利用者は非常に少ない。ここ何年も3億人強程度で、全く大きな伸びを見せる気配もない。