Goolgleは2018年10月に、ケニアでGoogleマップを活用したバイク向けの音声ナビゲーションサービスを提供することを明らかにした。インドなどアジアでは提供していたが、アフリカでGoogleがバイク向け音声ナビを提供するのは初めて。

渋滞や交通標識不備なケニアの道路でも効率的に

　東南アジア、インド、アフリカではバイクは重要な移動手段で、バイクタクシーがたくさん走っている。ケニアでも「ボダボダ（boda boda

）」と呼ばれるバイクタクシーが低価格で人気がある。一方で、ケニアの道路は渋滞も酷く、交通標識の整備も十分でないため、顧客がボダボダのドライバーを電話で呼んでも、ドライバーが顧客のところになかなかたどり着けない。バイクに電話して待っている顧客も、バイクがなかなか到着しないで困っていることが多い。今回のGoogleのバイク向け音声ナビで、バイクのドライバーがスマホで、近くの道路を探したり、効率的な移動ができるようになることが期待されている。

「何百万人ものケニア人にとって、ボダボダはどこに行くにも便利で乗りやすい。だがケニアの道路事情はよくない。これからはGoogleマップでの音声ナビで、バイクのドライバーが効率的にルート探しができるようになる。またGoogleではケニア初となるストリートビューも提供していくので、道路の風景もスマホで楽しめるようになる」とGoogleの担当者はコメントしている。