イエメン、水道施設が攻撃で破壊:給水絶たれ高まる水に起因する病気の危険

高まる水に起因する病気の危険

 イエメンの紛争で、水道施設が攻撃を受けて破壊され、安全な水の供給が絶たれている。ユニセフ(国連児童基金)は強く非難している。2018年7月にはイエメン北西部のサアダ県の大規模給水施設が3度目の攻撃を受けた。2018年3月にも2度の攻撃を受けて2万ドルの損傷を受けた。今回の損傷は30万ドルにのぼると推定。

 攻撃によって水道システムの機能が停止し、太陽光システム、ポンプ設備ならびに貯水タンクが損傷。水道施設の半分以上が損傷を受け、10500人が安全な飲み水の供給を絶たれた。ユニセフ(国連児童基金)も強く非難している。7月27日にはアルミナ地区の給水施設が攻撃された。7月28日にはザビッド地区のユニセフが支援する衛生施設が攻撃を受け、施設の燃料タンクが損傷。

攻撃を受けた大規模給水施設(イエメン北西部サアダ県)(c)UNICEF Yemen
攻撃を受けた大規模給水施設(イエメン北西部サアダ県)(c)UNICEF Yemen

国際人道法に違反の水道施設への攻撃

 イエメンでは度重なる水道システムへの攻撃によって、飲料水の供給が得られなくなっている。飲み水だけでなく、清潔な水がないと、水を起因とした病気の流行の危険が高くなる。イエメンでは安全な水の供給が絶たれ、衛生システムが深刻な被害を受け、860万人の子供たちは日常的な安全な水を得られないで、コレラや急性水様性下痢症などの水を起因とする病気に罹る危険に晒されている。

 イエメンの人々にとって、水道のような基礎的サービスの崩壊と供給が停止されることは、命に関わる問題。また水道施設のような人の生命にかかわる公共社会インフラ施設への攻撃は、国際人道法に違反している。