Facebook、軽量アプリ「Facebook Lite」欧米でも提供:急増する移民と低価格スマホ

ドイツの難民施設で充電器でスマホを充電している難民(写真:ロイター/アフロ)

 Facebookは2018年3月に、軽量版アプリ「Facebook Lite」を、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、アイルランド、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでも提供することを明らかにした。まずはAndroidのスマホでアプリを提供する。

新興国向けに提供した「Facebook Lite」

 新興国でもスマホが急速に普及したが、新興国で流通しているスマホは、低価格のため、容量も小さい。さらにネットの接続環境も良くない。それでもFacebookの人気はあり、多くの人にFacebookを利用してもらうことを目的として、Facebookは2015年6月に軽量版Android向けアプリ「Facebook Lite」をリリース。

 2015年6月に「Facebook Lite」リリースから約9カ月後の2016年3月に1億人を突破し、約1年後の2017年2月には2億人を突破している。現在、Facebookの利用者は全世界で21億人を突破している。Facebookの利用者が一番多いのはインドだが、インドで普及しているスマホもほとんどが50ドル程度の低価格のローエンド端末なので「Facebook Lite」の人気が高い。

 「Facebook Lite」はスマホの空き容量が252KBあればよいので、ローエンドのスマホを利用している人が多い新興国市場でも使いやすいアプリとなっている。利用できる機能は通常のFacebookとほぼ同じ。

欧米でもローエンドスマホが急速に普及

 Facebookは「今まではネットのアクセス環境が良くない新興国で提供していたが、どこの国の誰もが利用したいということがわかった。そのため、先進国でも『Facebook Lite』が利用できる機会を提供したい」とコメント。

 最近では、欧米でもローエンドのスマホが大量に普及している。特に欧州では移民や難民が急増しており、彼らにとってスマホは重要なコミュニケーションツールとして生活必需品なので、低価格のローエンドのスマホは大人気だ。

 そして、たとえローエンドのスマホでも利用者はアプリを大量にダウンロードしたり、動画や写真を多く保存している。そのため、あっというまに容量がいっぱいになってしまうことから、軽量版アプリの需要は高い。