アウディの自動運転車の動画広告:1990年の映画「トータル・リコール」の世界がついに現実へ
ドイツのアウディは2017年2月23日に自動運転車を紹介する動画広告を公開した。下記がその動画だが、1990年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガーらが出演したSF映画「トータル・リコール」に登場する自動運転タクシーのシーンを元にして、自社の自動運転車をアピールしている。
「トータル・リコール」の監督ポール・バーホーベンは2017年2月に開催されている第67回ベルリン国際映画祭の審査委員長を務めている。そして映画と同じロボットが運転手を務めるアウディの自動運転タクシーはベルリン国際映画祭の会場へ向かっていく。
27年前の1990年に映画が公開された時には、まだインターネットも一般には普及していなかったし、日本ではドコモという会社すら存在してなく携帯電話は肩からかける「ショルダーフォン」と呼ばれるもので誰もが持てるものではなかった。
だが、現在では自動運転車はアウディだけでなく世界中の自動車メーカーが開発や試験走行を進めている。もはやSF映画の世界の夢物語ではなく現実になってきている。
自動運転車が現実になり、自動運転タクシーが一般的になると、このようなロボットの運転手が自動運転タクシーを操作しながら乗客と会話したりするようになるのかもしれない。
▼アウディではTwitterでも自動運転をアピールしている。こちらの動画も自動運転車がベルリン国際映画祭の会場へ向かっていく。
以下が1990年に公開された映画「トータル・リコール」での自動運転タクシーJohnny Cabの登場シーン。このシーンがアウディの動画広告の原形。日本でも1990年に公開された。