iPhone7が全世界で絶好調、Apple売上で過去最高を達成

(写真:ロイター/アフロ)

Appleは2017年1月31日に2017年Q1(2016年10~12月期)の業績発表を行った。

売上高は前年同期比3%増の783億5,100万ドル(約9兆円)、純利益は3%減の178億9,100万ドル(約2兆円)だった。3半期連続の減収減益だったが、今期はiPhone7が世界規模で絶好調で過去最高の売上高を記録した。2016年度通期(2015年10月~2016年9月)は2001年以来初の減収減益だったが、2017年度は幸先の良いスタートを切った。

iPhone7が絶好調

Appleの今期の売上高783億5,100万ドルのうち、iPhoneが543億7,800万ドルと約70%を占めている。特に今期はiPhone7、iPhone7 Plusの売上が大きく貢献した。売上の伸びでは2016年に入ってからサービス分野(AppleCare、Apple Pay、ライセンス事業など)の成長が著しく、売上の増加は大きい。ティム・クックCEOも「iPhone、サービス、Mac、Apple Watchの売上は過去最高を記録した。これからも新製品を出していくのが楽しみ」とコメント。

10~12月期はクリスマスシーズンなので、前期と比べると日本を含む全世界で売上が伸びた。iPhone7からSuica対応や防水対応など日本市場でうけるような機能を搭載してきたことから日本での売上増は想定されていたが、ここまで世界規模で売れていたとは驚いた。

▼製品別での出荷台数、売上高および売上高に占めるシェア

(Apple決算資料を元に作成)
(Apple決算資料を元に作成)

地域別でみると、中国市場が前年比よりも売上が減少したが、中国市場は10~12月のクリスマスシーズンよりもこれから迎える旧正月でのセールが例年期待されている。クックCEOも自身のTwitterで旧正月を祝ったメッセージを中国語で寄せていた。

「その他のアジア太平洋」地域の売上もクリスマスシーズンなので日本での売上より大きいが、端末の安売りをしないAppleの製品は例年クリスマスシーズン以外は新興国では低調だ。

クックCEOは中国だけでなく、世界中のいろいろなイベントにメッセージを寄せている。10月にはインドのヒンドゥー教の新年のお祝いディーワーリーにもメッセージを寄せている。この時期はインドでセール好調のシーズンだ。AppleはインドでもiPhoneの製造をする計画があると報じられている。地場メーカーや中国メーカーの廉価なスマホが圧倒的に強いインドだが、人口12億人以上をかかえる同国はAppleにとっても重要な市場の1つだ。

▼地域別での売上高とシェアの推移

(Apple決算資料を元に作成)
(Apple決算資料を元に作成)