JAFとポケモン「運転中スマホ」防止への取組で合意
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)と株式会社ポケモン(ポケモン)は2016年10月7日、自動車や自転車を運転中のスマホ操作を防止するため、共同での注意喚起や啓発活動などの取組みを開始することについて合意した。
「運転中スマホ」撲滅に向けての注意喚起
運転中のスマホ操作は重大な事故につながる可能性のある大変危険な行為であることは言うまでもない。JAFでは、今までもその危険性について強く訴え、注意を呼びかけるとともに、継続的に様々な取組みを進めてきた。今回のポケモンとの合意により、JAFおよびポケモンの両者が協力し、運転中のスマホ操作撲滅のために、機関誌『JAF Mate』などで注意喚起を進めていく。
8月には日本でも死亡事故
警察庁によると、2016年7月22日から8月21日までの1か月に、車や自転車を運転中に「ポケモンGO」で遊んでいたことが原因とみられる交通事故が79件、交通違反の摘発が1,140件に上ったことを明らかにした。そして8月23日の夜には「運転中のポケモンGO」による日本では初の死亡事故が徳島県で発生してしまった。また「運転中のポケモンGO」は日本だけでなく、海外でも多くのトラブルや事故になっている。
「運転中スマホ」は絶対禁止
改めて言うまでもなく運転中のスマホ操作は物凄く危険だ。運転中に「ポケモンGO」をしていて、自分が勝手に事故を起こして怪我をするだけでなく、普通に道を歩いている人に突っ込んでしまい怪我をさせたり、殺してしまう場合もある。つまり自分だけでなく他人の人生まで奪いかねない。
自動車を運転できる年齢の人なら「運転中によそ見してスマホ操作をしていたらどうなるか?」は想像できるはずだが、スマホの中のポケモンが気になってしかたないのだろう。だがスマホの中のポケモンよりも人命の方が大切なのは言うまでもない。「ポケモンGO」で人生を台無しにする必要はない。