LINE、インドネシアでゲームアプリ「LINE Let’s Get Rich」でJKT48とコラボ

(C) JKT48 Project

日本でもメッセンジャーアプリとして有名なLINEは海外展開も行っており、全世界で月に2億1,000万人以上が利用している。海外で特にLINEの人気があるのが台湾、タイ、インドネシアである。その中でもインドネシアは人口2億5,000万人を超えている巨大市場である。

■LINEがトップシェアを狙うインドネシア市場

LINEは2015年7月、2015年第2四半期(4~6月期)の業績を発表した。その時、LINEの出澤社長は、2015年の戦略キーワードの1つである「LINEのグローバル展開」について、「徹底したローカライズにより、各国ごとに着実にトップシェアを獲得していくことに注力しており、なかでも注力地域であるアジア地域では特にインドネシアにおいて成果を出していく。インドネシアでのトップシェア獲得のための活動を行っていく」とコメントしていた。

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■ゲームアプリ「LINE Let’s Get Rich」で現地で大人気のアイドルグループJKT48とコラボ

インドネシアにおいてもLINEはメッセンジャーアプリ以外にもゲームも提供している。インドネシアで特に人気があるのが、「LINE Let’s Get Rich」や「LINE Rangers」だ。今回、インドネシアでも大人気のゲームアプリ「LINE Let’s Get Rich」に、インドネシアで大人気のアイドルグループJKT48の3名を起用した。日本で展開している「LINE ゲットリッチ」の別ビルド版である。

JKT48は日本のアイドルグループAKB48の海外姉妹グループで、インドネシアでも若者を中心に大人気である。劇場公演や握手会には多くの若者が集い、テレビや広告などで目にしない日はない。今回起用されたメンバーはフェランダ、仲川遥香、メロディーの3名はJKT48の「総選挙」で1位から3位までのトップ3のメンバーである。

「LINE Let’s Get Rich」の中でJKT48のメンバーはゲームをプレイする際のキャラクター(カード)として登場する他、ゲーム内のテーマソングも歌っている。

この3名は「LINE Let’s Get Rich」アプリの中のキャラクターとして登場するだけでなく、メッセンジャーアプリLINEのスタンプとしても登場する。「LINE Let’s Get Rich」は無料(ゲーム内課金有り)、スタンプも無料である。メロディー、仲川遥香、フェランダと順次リリースされていく。

■メッセンジャーアプリだけでなくゲームにも強いLINEの存在感を出せるか

インドネシアは人口2億5,000万人以上の巨大市場である。そしてインドネシアの地場メーカーの台頭も著しいことから、スマートフォンも急速に拡大しており、ジャカルタではほとんどの若者がスマートフォンを利用している。またコンビニや大学などWi-Fiが無料や安価で利用できる場所も増えている。

LINEのスタンプになったJKT48のメロディ(C) JKT48 Project
LINEのスタンプになったJKT48のメロディ(C) JKT48 Project

そのためLINE以外の多くのメッセンジャーアプリやソーシャルメディアが進出している。Facebook 傘下のWhatsApp、Messenger、中国系のWeChat、韓国のKakaoなど群雄割拠で競争が非常に激しい市場である。特に最近はFacebookのMessengerの勢いが凄い。

今回のLINEのゲームアプリ「LINE Let’s Get Rich」がインドネシアで大人気のアイドルグループJKT48とのコラボは、まさにローカライズ化であり、現地の若者らへの大きな訴求力となるだろう。インドネシアでLINEのイメージは圧倒的にメッセンジャーアプリである。その競争が激しいインドネシア市場でJKT48とコラボし、メッセンジャーアプリだけでなくゲームにも強いLINEの存在感が出ることが期待される。

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