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モンテール初の子供向けスイーツ、クレヨンしんちゃんとのコラボも話題に!通常商品との違いを実食調査

笹木理恵フードライター
8月30日に発売された、子供向けシリーズ ※筆者撮影

スーパー・コンビニの洋生菓子を製造しているモンテールから、新たに子供向け商品の「おやつ」シリーズが発売されました。

クレヨンしんちゃんとコラボした同シリーズは、「おやつプチシュー(ミルク味)」と「おやつワッフル(チョコ味)」の2品(税込希望小売価格:各172 円※沖縄のみ 205 円)。いずれもカルシウム入りで、子供のおやつにぴったりです。

子供向けスイーツは、初の試み

袋を開けると、しんちゃんのパジャマ柄の紙容器に入っています ※筆者撮影
袋を開けると、しんちゃんのパジャマ柄の紙容器に入っています ※筆者撮影

モンテールではこれまで、ファミリー向けや大人向けのスイーツなど様々なニーズに合わせたスイーツを開発していますが、子供用スイーツのシリーズ化は今回が初の試み。開発の背景には、コロナ禍でおうち時間が増えたことに加え、「小さいころからモンテールのスイーツに親しんでもらいたい」(同社広報担当)という思いがあったそうです。そこで、ベーシックなカスタードの味わいが楽しめるプチシューと、事前アンケートで子供の好きな味として一番人気だったチョコレート味のスイーツとして、ワッフルを第一弾として発売。今後も継続して販売予定だそうです。

通常商品よりも、子供が食べやすい味や食感を工夫

通常商品に比べて味わいや食感に軽さを出し、個数も少なめに ※筆者撮影
通常商品に比べて味わいや食感に軽さを出し、個数も少なめに ※筆者撮影

「プチシュー」は、もともとモンテールの看板スイーツですが、「おやつ」シリーズでは、練乳を加えることでコクとまろやかな甘みをアップ。また「ワッフル(チョコ味)」は、ベルギーチョコレートを使ったチョコペーストに自家炊きカスタードクリームを合わせ、子供も食べやすいやさしい味わいに仕立てています。「チョコレートの生地は締まりやすく、カルシウムを加えるとさらに硬くなりやすいという難しさがありました。そこで、お子さんが食べたときにクリームと生地が一緒に溶けてなくなるように、牛乳などの水分量を調整し、水あめなどを加えてしっとり感を出しています」(広報担当者)。

また、通常商品は、プチシューが10個入り、ワッフルが4個入りなのに対し、子供向け商品はプチシューが6個入り、ワッフルが2個入り。子供が食べきりやすいサイズになっています。

通常商品との違いは?食べ比べレビュー

写真右が「おやつ」シリーズ、左が通常商品 ※筆者撮影
写真右が「おやつ」シリーズ、左が通常商品 ※筆者撮影

そこで、今回は通常商品の「プチシュー」「チョコワッフル(9~10月限定)」と、「おやつ」シリーズの2品を食べ比べてみました。見た目の大きさはほとんど変わりがありませんが、果たして味はどうでしょうか。

プチシューは、クリームに明らかな違いが!

「おやつシリーズ」(右)は、ホイップクリームのような口どけ ※筆者撮影
「おやつシリーズ」(右)は、ホイップクリームのような口どけ ※筆者撮影

まずはプチシューから。生地の焼き色は、「おやつ」シリーズの方が若干濃いめですが、食感にそこまで大きな差はないように感じました。反対にクリームは、食感、味わいともに大きな違いが。通常商品はとろっとしたカスタードクリーム風の食感なのに対し、「おやつ」シリーズは、ホイップクリームのような軽い食感。通常タイプのほうがカスタードの風味が強く、「おやつシリーズ」はミルク感の強い味わいです。

ワッフルは、チョコレートの味わいに差が

「おやつ」シリーズ(右)のほうがクリームの色が白く、ミルク感が強め ※筆者撮影
「おやつ」シリーズ(右)のほうがクリームの色が白く、ミルク感が強め ※筆者撮影

一方、ワッフルは、生地の厚みや色はほとんど変わりがありませんが、「おやつ」シリーズのほうが若干軽くて歯切れのよい感じ。クリームの色は、明らかに通常商品のほうが濃く、香りも濃厚。チョコのビターな風味を感じる味わいなのに対し、子供向けはミルク感が強めのやさしい味わいでした。

「おやつ」シリーズは、大人が食べても美味しい!

個人的には、「おやつ」シリーズのプチシューが好み! ※筆者撮影
個人的には、「おやつ」シリーズのプチシューが好み! ※筆者撮影

感想としては、どちらも美味しい!特にプチシューはクリームの味が全然違うので、好みによっては「おやつ」シリーズのほうが好きという人もいるのでは。実際に我が家で試食した際も、家族で好みが分かれました。また、「おやつ」シリーズは、1人でちょっと食べたいときに最適なサイズ感も魅力。大人も子供も、みんなで楽しめそうなシリーズです。

フードライター

飲食業界専門誌の編集を経て、2007年にフードライターとして独立。専門誌編集で培った経験を活かし、和・洋・中・スイーツ・パン・ラーメンなど業種業態を問わず、食のプロたちを取材し続けています。共著に「まんぷく横浜」(メディアファクトリー)。

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