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休校措置に際し、飲食企業が家計&家事をお助け!大手チェーンのツカえる支援あれこれ

笹木理恵フードライター
中学生以下は食事代が半額に(※画像提供/スープストックトーキョー)

新型コロナウイルスによる休校措置に伴い、子供たちや保護者への支援活動の輪は飲食業界にも広がり、ファミレス、牛丼店、ファストフード店など、身近な飲食チェーンでも様々な休校支援が行われている。鈍ってしまった客足を取り戻す目的もあるとは思うが、こうした措置が短期間で次々と行なわれる日本の飲食業界に対して、個人的にエールを送りたいと思う。新型コロナウイルスの影響が予測よりも長期化しており、経済的なダメージも不安視される中、こうしたサービスを利用して、経済活動に参加することも大事なのかもしれない。

「スープストックトーキョー」中学生以下半額&ネットショップ一部送料無料

中学生以下の子供は半額で食べられる(※画像提供/スープストックトーキョー)
中学生以下の子供は半額で食べられる(※画像提供/スープストックトーキョー)

「スープストックトーキョー」では、「わたしたちができる4つのこと」として、3月13日~4月12日(日)の間、中学生以下の子供に食事を半額で提供する。加えて、オンラインショップでの一部商品配送料無料化、冷凍スープセットの店頭購入10%OFF、レシピ本の一部無料公開なども4月12日(日)まで実施する。

対象店舗は、「スープストックトーキョー」全店(イートイン)、「家で食べるスープストックトーキョー」二子玉川東急フードショー店・大阪高島屋店(イートイン・テイクアウト可)/西宮阪急店・博多阪急店(テイクアウトのみ可)。子どもの同伴を条件とし、中学生は年齢のわかる学生証などの提示が必要となる。店内飲食、テイクアウト、いずれの商品も割引が適用される(冷凍スープ購入の場合は、対象商品が10%割引となる)。また、オンラインショップでは、「選べる8スープセット」(税込4,600円/通常価格税込5,400円)などが配送料無料となる。

ホームページでは、スープストックトーキョーのレシピ本の一部を期間限定で公開するほか、公式Instagramでは、冷凍スープを使ったアレンジレシピも公開している。

「幸楽苑」では、ラーメン4品が200円

「幸楽苑」では、ラーメンやお子様セットが200円!(※画像提供/株式会社幸楽苑ホールディングス)
「幸楽苑」では、ラーメンやお子様セットが200円!(※画像提供/株式会社幸楽苑ホールディングス)

「幸楽苑」では、3 月 17 日(火)~4 月 8 日(水)までの間、小学校 6 年生以下の来店客に、お子様セットや中華そばなどを税込200 円で提供する。

対象となるメニューは、「お子様セット」(通常価格 320 円)、「中華そば」(通常価格 440 円)、「味噌らーめん」(通常価格 440 円)、「塩らーめん」(通常価格 440 円)の4品(※身分証の提示が必要な場合あり)。さらに、店頭販売の冷凍食品5品、レトルトカレー1品を、20%割引で販売する(ネットショップを除く)。

また、「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングスはこれに先駆け、こども食堂や学童保育などの食事サポートを目的に、ふくしまこども食堂ネットワーク加盟の 22 団体に、レトルトカレー約1万食を無償提供している(3月12日より随時)。

「デニーズ」は、お子様メニュー3品が半額

デニーズでは、テイクアウト3品が半額に(※画像提供/株式会社セブン&アイ・フードシステムズ)
デニーズでは、テイクアウト3品が半額に(※画像提供/株式会社セブン&アイ・フードシステムズ)

デニーズは3月21日(土)~4月5日(日)の間、テイクアウト限定で「おこさまランチ」など3品を半額で提供する。

半額となるのは、「おこさまランチ」(税込215円/通常価格税込430円)、「おこさまハンバーガー」(税込215円/通常価格税込430円)、「おこさまカレー」(税込188円/通常価格税込376円)の3品。12歳以下の子供を対象としており、販売方法は、店頭での注文、電話での事前予約、EPARK予約(店頭決済のみ)。注文は、1人1回3個までとなっている。

「吉野家」は、12歳以下の子供に牛丼74円引

「吉野家」では牛丼が74円引きに(※画像提供/吉野家)
「吉野家」では牛丼が74円引きに(※画像提供/吉野家)

「吉野家」では、3月10日(火)~3月31日(火)の間、12歳以下の子供を対象に、テイクアウト限定で牛丼を割引販売している(※一部、対象外店舗あり)。牛丼各種(小盛・並盛・アタマの大盛・特盛・超特盛の6品)が、一律74円割引となる(税別)。子供の同伴・来店は必要なく、子供の人数を伝えれば割引価格で購入できる。来店客1人に対し、割引価格での販売は3食まで。

「餃子の王将」子供向けの持ち帰り弁当が250円

「餃子の王将」では、子供向けの持ち帰り弁当を販売(※画像提供/王将フードサービス)
「餃子の王将」では、子供向けの持ち帰り弁当を販売(※画像提供/王将フードサービス)

「餃子の王将」では、3月9日(月)~3月31日(火)までの間、中学生以下の子供を対象に「お持ち帰り専用お子様弁当」を250円(税別)販売している(※一部対象外店舗あり)。電話での予約、またはEPARKでの注文に限られる。

「お持ち帰り専用お子様弁当」の内容は、餃子2個、鶏の唐揚2個、シャウエッセン2本、ライス(中)。電子レンジ対応容器のため、おかずとご飯を一度に電子レンジで温めて食べることができるのも便利だ。

来店客1人に対し3個まで購入できる。

「オリジン弁当」は全品100円引き

「オリジン弁当」「キッチンオリジン」では好きなお弁当が100円引きに(※画像提供/オリジン東秀株式会社)
「オリジン弁当」「キッチンオリジン」では好きなお弁当が100円引きに(※画像提供/オリジン東秀株式会社)

お弁当と量り売り惣菜の専門店「オリジン弁当」、「キッチンオリジン」は、3月13日(金)~31日(火)までの間、中学生までを対象にお弁当を全品100円引きで販売(※麺類、定食は除く)。会計前にレジで子どもの人数を伝えると、一会計につき3個まで割引になる(※イオン・マックスバリュ・ダイエー・カスミ内の店舗は除く)。

「モスバーガー」は、お子さまセットにデザートサービス

「モスバーガー」は、子供向けセット購入でデザートが無料に(※画像提供/株式会社モスフードサービス)
「モスバーガー」は、子供向けセット購入でデザートが無料に(※画像提供/株式会社モスフードサービス)

「モスバーガー」は、3月18日(水)から31日(火)までの間、子ども向けのセット「モスワイワイセット」(税抜454円〜)を注文したお客に、「ひんやりドルチェ なめらかショコラ」(通常価格税抜167円)を無料提供する(※一部対象外店舗あり)。

対象となるのは、「ワイワイテリヤキバーガーセット」(税抜500円)、「ワイワイバーガーセット」(税抜454円)、「ワイワイチーズバーガーセット」(税抜482円)、「ワイワイナゲットセット」(税抜584円)の4品。「ひんやりドルチェなめらかショコラ」の在庫がなくなった場合は、「ひんやりドルチェ」シリーズの別商品を提供するという。

ジャンケンに勝ったら抽選で寿司20貫ゲット!「くら寿司」

ジャンケン大会で勝つと、抽選でもらえる「極旨人気10種セット」(※画像提供/くら寿司)
ジャンケン大会で勝つと、抽選でもらえる「極旨人気10種セット」(※画像提供/くら寿司)

こうした割引サービスのみならず、ちょっとユニークな販促で話題なのが、くら寿司だ。

3月19日(木)~25日(水)の間、毎日500人・7日間で総計3500人に、持ち帰り寿司と「ビッくらポン」の景品1個を提供する「ネットで社長のジャンケン大会」を実施している。

公式ホームページやTwitterなどから応募画面にアクセスできる(※画像提供/くら寿司)
公式ホームページやTwitterなどから応募画面にアクセスできる(※画像提供/くら寿司)

ジャンケンの応募時間は毎日10時~12時で、同社のホームページや公式SNS(Facebook、Twitter)、スマートフォンアプリなどから応募画面にアクセスし、10時~12時の間にジャンケン大会に参加。勝利した人のなかから毎日抽選で500人に、持ち帰り寿司の「極旨人気10種セット」2人前(20貫)と、「ビッくらポン」の景品1個がプレゼントされる。当選者の発表は毎日13時にホームページ上で行われ、初日の19日には23326人の応募があったという。

また同店では、平日17時までの店内飲食限定で、ワンコインから提供している「感動のくらランチ」(税別500円)が好評だが、3月27日(金)~4月5日(木)の期間限定で、土日の販売とテイクアウト販売を行う予定だ。

「旬の海鮮丼ランチ」(税別500円)ほか6品が揃う(※画像提供/くら寿司)
「旬の海鮮丼ランチ」(税別500円)ほか6品が揃う(※画像提供/くら寿司)

「感動のくらランチ」は、「旬の海鮮丼ランチ」(税別500円)、「牛カルビ丼ランチ」(500円)、「季節の天丼ランチ」(500円)、「特上うな丼ランチ」(1000円)、「特上中とろ丼ランチ」(700円)、「特上にぎりランチ」(700円)の6種類。「特製茶碗蒸し」か「あおさ入り赤だし」(または「あおさ入り味噌汁」)もつくお得なセットだ。

フードライター

飲食業界専門誌の編集を経て、2007年にフードライターとして独立。専門誌編集で培った経験を活かし、和・洋・中・スイーツ・パン・ラーメンなど業種業態を問わず、食のプロたちを取材し続けています。共著に「まんぷく横浜」(メディアファクトリー)。

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