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東京2020を分ける9月のパラ水泳。世界選手権の地ロンドンへ日本代表選手団が出発!

佐々木延江国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表
ロンドンで9月6日より開催されるパラ水泳世界選手権へ出場する日本代表選手団

8月31日(土)パラ水泳世界選手権へ出場する日本代表選手団がロンドンへ向かい午前、羽田空港を出発した。今年3月に静岡で開催された選考会で選ばれた14名である。

木村敬一、富田宇宙、鈴木孝幸、東海林大など世界ランキング1位の選手の金メダル獲得が期待される。金、銀それぞれのメダルで東京2020の出場枠各1つが与えられる。試合はロンドンアクアティクスセンターで9月9日から。

一方3月の段階では落選したが、東京を目指すトップスイマーたちが国内で練習に励み、世界選手権の後すぐに横浜で開催されるジャパンパラ水泳競技大会を目指している。

この9月が、東京2020を目指すパラスイマーにとってもっとも重要な取り組みを伝えるひと月となるだろう。

9月後半は、ジャパンパラ、横浜で!

WPSロンドンの歓声を耳にしながら、ジャパンパラを目指して練習を積み、横浜でのジャパンパラで合流しようとする久保大樹、小野智華子、一ノ瀬メイ、池あいり、小池さくらたちもまた大切な時間を過ごしている。

現在の主力が初めて出場したアテネパラリンピック(2004年)から、パラ競泳の世界は急速な成長を遂げてきた。その中で、日本は競泳で多くのメダルを獲得してきた。切磋琢磨する日本パラ水泳の実力を、この9月のパラ水泳世界選手権と、ジャパンパラ水泳競技大会は知らせてくれるだろう。

国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表

パラスポーツを伝えるファンのメディア「パラフォト」(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)代表。2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。

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