インドのコンビニ?即時配達サービス

GROFERS

皆さん、こんにちは!昨年は、アマゾンやフリップカートが翌日配送や当日配送を始めて話題になりました。今年はオーダーしてから商品の受け取りまでの時間がさらに短くなり、数時間以内に届ける即時配送(オンデマンド・デリバリー)が伸びるだろうと言われています。その中でも成長著しいグローファーズ(Grofers)を皆さんに紹介したいと思います。

グローファーズとは?

グローファーズは2014年1月にグルガオンにて設立されたベンチャー企業です。オーダーを受けると、バイク便がスーパーなどの実店舗で商品をピックアップして90分以内に届けてくれるサービスです。デリバリーボーイ(バイク便)が200名以上いて、デリー(NCR)、ムンバイ、バンガロールで展開しています。オーダー可能な商品は、食品、生活雑貨、ベーカリー、ペットフード、花などです。今後は、薬や充電器、延長コードなど商品を増やす予定です。競合サービスには、ペッパータップ(PepperTap)、ゾップナウ(ZopNow)などがあります。実際にオーダーしてみるとその便利さに驚きます。まずスマートフォンにアプリをダウンロードしてアプリを立ち上げます。するとGPSが作動して近所の提携先の店舗リストがでてきます。そして店を選び、欲しい商品を1個単位でカートに入れることができます(店は複数選んでも大丈夫です)。連絡先や住所などの情報を入力してオーダーすると、GROFERSと大きく書かれたバッグに入った商品をバイク便が届けてくれます。決済手段はキャッシュオンデリバリー(代引き)も選べます。配送料金はたったの45ルピー。自分で買い物に出かける手間を考えると圧倒的に便利です。

何がすごいの?

では、このサービスは既存のeコマースと比べて何が違うのでしょうか?まず一つ目は倉庫を持たないこと。提携先のスーパーなどの実店舗から商品をピックアップします。これにより顧客に最も近い店舗から商品を運ぶことができて配送時間を大幅に短縮することができます。二つ目は、野菜や果物などの生鮮食料品を運んでくれること。これまではビッグバスケットなど一部eコマースを除いて生鮮食料品は販売していませんでした。三つ目は、携帯アプリに強みを持っているということ。もちろんPC(ウェブ)からもオーダーはできますが、携帯からいつでもどこでも簡単にオーダーが可能です。

大手eコマースサイトの動きは?

フリップカートやアマゾンなどの大手eコマースも動き始めています。アマゾンはキラナショップ(家族経営の小規模商店)と提携して、キラナ・ナウというサービスをバンガロールで開始しました。使ったことはありませんがオーダーしてから2~4時間で届けてくれるサービスのようです。一方、フリップカートは、ムンバイのダッバーワーラー(弁当配達ビジネス)と提携して即時配達のサービスを始めようとしているようです。

比較表
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まとめ

食品や生活雑貨は必要な時にすぐに欲しいという生活者のニーズがあります。日本であれば歩いて近所のコンビニやスーパーに行くことができます。一方でコンビニもなく、交通事情の悪いインドではすぐに買い物に行けるという状況にありません。そういう意味では、オーダーしたらすぐに届けてくれるという即時配達というサービスは、インドにおける新しいコンビニの形なのかもしれません。

(インドのフリーペーパー「シバンス」で連載中の記事を転載したものです)