フリップカートがAirtelゼロプランから立ち去っていくようだ、とインディア・トゥデイ紙が伝えています。

フリップカートはインド最大手のイーコマースサイトであり、Airtelはインド最大手のモバイルキャリアになります。Airtelゼロプランというのは初めて聞いたのですが、どうやら特定のアプリを使う際のデータ通信料を無料にするというサービスのようです。そのデータ通信料はアプリを提供する会社が負担することになります。ユーザーからしたら通信料を気にせずアプリを使えますし、企業からすれば一気にアプリの利用率を上げれることができるメリットがあります。

かなりいいサービスだなあ、と思ったのですがユーザーからの反発がすごかったようで、フリップカートはすぐに手をひっこめたようです。それはNet neutrality(ネットの中立性)という概念です。ネットは、生まれた時から全ての人にとって自由であり公平であるという概念です。今回のケースでいえば、Airtelを使っている人は利益を享受できるが、それ以外のモバイルキャリアの人は利益を享受できないじゃないか、不公平ではないかという指摘になります。実際に恩恵を被るのは地方の貧しい人々なのですが、なぜか金持ち層な大学生が声を上げています。。

新興国においては、データ通信料はサービスを伸ばす上でかなりボトルネックになります。モバイル利用料の支払いもプリペイド(前払い)が多いですし、ネット接続もチャージ金額を気にしながら使うので、データ通信料を大量に使うようなアプリの利用率は低い傾向にあるかと思います。そういう意味では、ネットの中立性を保ちながら、どうやってユーザーのデータ通信料の負担を減らしていくのか、もしくは誰かが代替するのか、というのは注目すべき点であり、新しいビジネスが生まれる可能性を秘めています。