パブリッシャー化するインドのECサイト?

インド最大手のECサイトであるFlipkartに広告枠(赤枠)が出現。

先週はバンガロールに出張していた。気温40度を超えているデリーとは違い、バンガロールは年中気温が30度前後とたいへん過ごしやすい。さてバンガロールで、いくつかのECサイトに営業して回っていたのだが、話題になったのがインド最大手のECサイトであるFlipkart(フリップカート)に広告枠が出現したという話。日本のECサイト事情で考えると、比較サイトは別にして、ECサイトで広告掲載というケースは少ないと思う。ECサイト側としては、訪問者にサイト内のプロダクトを購入してもらいたいわけで、他サイトへ逃げてしまっては困るという話になる。

Flipkartの広告枠設置の理由は、いくつか考えられる。

1)膨大なトラフィックの活用

Flipkartは月間トラフィックが6000万(similarweb参照)を超えているが、そのうち購入するのは3-5%程度と想定される。直接購入に結びつかないトラフィックの活用。

2)収益化に向けた動き

Flipkartの会社設立が2007年ですでに7年が経過しており、収益化を見据えた動き。よく比較されるのがAmazonだが、最初の7年間は赤字だった。そろそろ黒字化を目指す時期。

3)広告価値の向上を見据えた動き

インドのパブリッシャーランキングを見てみると、TOI(新聞社)は別にして、GoogleとFacebookのリーチとトラフィックが圧倒している。今後、ネット広告市場の拡大を考えると、ローカルのパブリッシャー不足が予想され、ECサイトの広告価値が向上する可能性がある。

一方で広告主からすると、ネット広告に出すことで、ブランディング効果のみならず販促効果(店頭での販促に近い)も期待できる。取り急ぎFlipkartに商品を置いておかなければ、という発想になる。今のところ、Googleネットワーク(マイクロアド含む)が広告として掲載されている。

いずれにしろ最大手のFlipkartの動きなので、他ECサイトへ一気に波及する可能性がある。ウォッチしたい。