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ゴーン被告が逃亡成功後、お正月の食卓で飲んだものは何? レバノンの家の中のゴーン氏の写真 

今井佐緒里欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者、作家
カルロス・ゴーン夫妻が滞在しているレバノン・ベイルートの家。妻は車で出入り。(写真:ロイター/アフロ)

レベノンのベイルートに逃亡したカルロス・ゴーン。

滞在している白い家は、女性の友人の家で、有名なインテリアデザイナーだという。

ゴーン被告のお正月の食卓写真―正確には、お正月を迎える夜の食卓写真――が、フランスの民放テレビTF1のトップニュースで流れた。さすがフランス人、食に興味があるようだ。

TF1より。お正月を迎えるゴーン氏と妻
TF1より。お正月を迎えるゴーン氏と妻

ゴーン被告の前にあるお皿には、あまりよく見えないが、一口サイズのパイのような物が見える。これは典型的なアペリティフのおつまみ。つまりこの写真は、本格的な食事が始まる前の、お酒とおつまみで歓談する時間のものだろう。

ゴーン被告は、赤ワインを飲んだようだ。さらに右手前に、長細いグラスがある。逃亡成功を祝って、シャンパンでも飲んだのだろうか。

背後には、フルーツの盛り合わせが見える。地中海地方では大変メジャーな光景である(生クリームやバターを使ったお菓子は伝統的には存在せず、生のフルーツやドライフルーツをよく食べる)。

パイナップルに見えるものは、中にキャンドルを飾るデコレーションのようだ。

この家の所有者である友人の女性は、同テレビ局の電話取材に対して「いいですかムッシュー、ゴーン氏についてコメントすることはありません」と答えた。

ゴーン被告は「私一人で出立を計画した。家族は一切関係していない」とコメントしている。

欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者、作家

フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出会い、平等と自由。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。日本EU学会、日仏政治学会会員。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。前大使のインタビュー記事も担当(〜18年)。編著「ニッポンの評判 世界17カ国レポート」新潮社、欧州の章編著「世界で広がる脱原発」宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省関連で働く。出版社の編集者出身。 早大卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr

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