昭和の嫌われ者「行灯部屋」がマンションの花形スペースになりはじめた

窓のない居室「行灯部屋」も楽しげに。が、最新の工夫はこんなものではない。筆者撮影

 日本のマンションには「行灯部屋(あんどんべや)」という言葉がある。住戸の中央部に設置されて、窓がない部屋のことを指す。窓がないので、昼間も暗く、いつも照明を付けなければならないので、行灯(照明)が必要な部屋とされたわけだ。

 行灯部屋は和室になることが多く、この和室は「中和室(なかわしつ)」とも呼ばれた。一般的な呼び名が中和室で、くだけた言い方として行灯部屋の呼称が使われたわけだ。

 昭和時代、両脇を他の住戸に挟まれた住戸(これは、中住戸と呼ばれる)には行灯部屋が生じがちで、好ましいものではないとされてきた。

 平成に入ると、後述するように行灯部屋をなるべくつくらないような工夫も広まった。ところが、平成が終わるあたりから、行灯部屋を魅力的にするアイデアが複数登場。「行灯部屋があるから楽しい」と思えるような状況が生まれだした。

 最近の言い方をすれば、“一周まわって”行灯部屋の評価が変わりはじめたのだ。

 行灯部屋を魅力的スペースに変える工夫を紹介したい。

イメージを変えたスタジオ風

この記事は有料です。
資産価値はもう古い!不動産のプロが知るべき「真・物件力」のバックナンバーをお申し込みください。

バックナンバーの購入

サービス名

資産価値はもう古い!不動産のプロが知るべき「真・物件力」のバックナンバー2020年3月サンプル記事

櫻井幸雄

価格

1,100(記事3本)

2020年3月号の有料記事一覧

すべて見る

今、マンション・一戸建ての評価は、高く売れるか、貸せるかの“投資”目線が中心になっていますが、自ら住む目的で購入する“実需”目線での住み心地評価も大切。さらに「建築作品」としての価値も重視される時代になっていきます。「高い」「安い」「広い」「狭い」「高級」「普通」だけでは知ることができない不動産物件の真価を、現場取材と関係者への聞き取りで採掘。不動産を扱うプロのためのレビューをお届けします。

注意事項
  • 購入後も記事の提供を中止させていただく場合があります。

    注意事項」を必ずお読みいただき同意のうえ、ご購入ください。

  • 購入後に記事が表示されない場合はページを再度読み込んでください。

Facebookコメント

表示

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

Yahoo! JAPAN 特設ページ