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3月1日(木)ナビサイト各社もグランドオープン…いよいよ2019新卒採用が本格スタート!

酒井一樹就活SWOT代表
(写真:アフロ)

3月1日(木)の0時に採用広報の解禁となり、「ナビサイト」のOPENとともにいよいよ就活が本格化する。

かつてナビサイトのグランドオープンは10月だったが、2013卒の時に12月に変わり、2016卒の時に3月に変わった。つまりここ数年徐々に後ろ倒しになっている。

今から就活を開始するのは2019新卒なので、3月スタートに切り変わってからもう4年目。当時は「スケジュールをころころ変えて、学生を振り回しすぎだ」との批判も多かったものだが、気づけば3月スタートもすっかり定着してきている。

採用広報の解禁後、3月1日から早速各社が合同企業説明会も開催する。

これについては、前回の記事も読んでいただければと思う。

新卒採用「広報解禁」も間近ですが…「合説」ってぶっちゃけ参加する意味ある?

大手サイトは順次メンテナンスに

月曜日から主要就活サイトは順次グランドオープンに向けてのメンテナンスに入る。

大手ナビサイトを見ると、メンテナンスの開始タイミングはバラバラ。大手3社は下記のようになっている。

  • リクナビ 2/28(水) AM3:00~
  • マイナビ 2/27(火)PM19:00~
  • キャリタス 2/26(月)PM22:00~

メンテナンスに入った後は、3月1日の0時まで使用できない。

グランドオープン直後にすぐ企業へエントリーしたい場合はそれまでに会員情報を記入しておくのが良いだろう。OpenESなどの自己PR欄も事前に入力しておくと、グランドオープン後のエントリー作業が速くなる。

あまり煽りたくはないが人気企業の説明会がすぐに埋まってしまうという事もあり、どうせ参加するなら早い日程が好ましいのも事実だ。ボタンの連打で消耗しない程度に頑張ってもらえればと思う。

グランドオープン直後はサーバーが重くなる可能性も?

ナビサイトのグランドオープンの直後は就活生のアクセスが殺到し、大手就活ナビのサーバーが重くなったり、場合によってはダウンしてしまう事もある。

今より就職市場が厳しかった時代にはグランドオープンとともに就活ナビがサーバーダウンするのが1つの風物詩となっていたが、ここ数年の傾向としては「重くなる」程度で済んでいるサイトが多い。

特にリクナビはここ2〜3年、十分にサーバー増強できているようで「アクセスできなかった」という話を耳にしなくなった。

学生側の「必死度」が下がってきているのもあるかもしれないが、ナビサイト側のサーバ増強や負荷分散の取り組みも功を奏していると言えるだろう。

サーバーダウンと戦いながらエントリーを行うのは就活生にとっても大変なストレスであったので、改善されてきているのは非常に喜ばしい。

それでももしサーバーダウンしてしまった場合は、無理にアクセスしようとせず他の生きているサイトを使うか、個別企業の採用ページを使用するのが良いだろう。

一般的にはメンテナンス画面から公式Twitterなどに誘導され、最新の状況が告知されることが多い。

※下記の参考画像は去年のマイナビ。

画像

スタートの後ろ倒しによりスケジュールは過密に

今年に限ったことではないが、特に「3月スタート組」の就活スケジュールは大変過密なものになる。

インターンシップに参加してすでに選考にも慣れて業界理解が進んでいる学生もいる一方、「3月になったので就活始めます」という学生も多く、両者の二極化が近年特に激しい。

企業の情報を集め、自己PRを考え、テスト対策をして…と短期間でこなすには非常に忙しい。

「ナビサイトがグランドオープンしないと何していいかわからない」などと言わず、今からできる事を少しでもやってみてほしい。多少なりとも、本格スタート後の「余裕」につながるはずだ。

就活SWOT代表

慶應義塾大学在学中、世界初の就活SNSの代表に就任。国内最大の就活SNSへと成長させた後に大学を卒業し、エグゼクティブサーチを行う人材ベンチャーに入社。役員・事業責任者などの幹部人材の採用支援に携わる。2009年にエイリストを設立し「自分の頭で考え、行動する人材を増やす事」を命題として就職情報サイト「就活SWOT」を開設。

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