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就活開始後でも間に合う!PDCAサイクルを回し就活中に急成長する方法

酒井一樹就活SWOT代表

PDCAサイクルというものをご存知でしょうか?

何か特定の目標を達成するために、

『Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)』

の順番で実施し、最後の改善を次の計画に結びつけるという手法です。

このPDCAサイクル、就活でも活かすことができます。

例えばエントリーシートを書く時なら…

●Plan:エントリーする(○日までにESを仕上げる!というような目標ができる)

●Do:実際にESを書いてみる・面接を受けてみる

●Check:うまくいかなかった部分・まだ不十分なところを分析する

●Act:分析を踏まえて、ESや自分自身を改善する

のようになります。

エントリーシートだけでなく、自己分析、企業研究のような就活準備、

面接やグループディスカッションなどの選考対策にも適用できます。

就活に限らず、何かしら目標を決めて行動する時に

PDCAサイクルは意識するべきものです。

このサイクルを何回も繰り返し、改善に改善を重ねた結果、段々と実力がついていきます。

▼「どうすれば良いかわからない」と思うのは行動が足りないから

「どうすれば良いのかわからない」という人に共通して足りないのが、行動と経験の量です。PDCAサイクルを回した回数が少ないのです。

「今はまだ経験がないから、まだアウトプットはできない。まず勉強する。 」 と言う人は、かなりの確率でこのサイクルを踏んでいないことが多く、成長が遅いです。

本当に勉強好きでインプット能力に優れている人はそれでもいいのですが、そうじゃない普通の人であれば、「アウトプットをしながら勉強する」方が確実に速いスピードで成長します。就活で言えば、実力がつくまで面接を受けない、自己分析ができるまでESは書かない、なんて思っていたらいつまで経っても進歩はありません。

就活を始めたばかりで、最終的な到達点を設定することは確かに難しいですが改善を重ねていれば進歩することはできます。また進歩を重ねるうちに段々と目的地も見えてくるのではないかと思います。

成長の早い人間ほど、 PDCAサイクルが短いのです。

要は、「反省はしっかり次に活かせ」「試行錯誤を何回も何回もやりましょう」という事です。最初のうちは、思いつきで動いてみるのもよいでしょう。ただし、思いつきで動くばかりで、その後のCheckとAction(改善)がなければ成長はありません。

▼大学時代にやっておきたいこと

学年に関係なく、頑張ってる活動があるならまずそれに打ち込むべきです。その中で「自分は何に強いか?何が苦手か?何をする時楽しくて、どうチームに貢献してるか」を「動きながら」考えれば良いと思います。

よく「就活がはじまるからサークルや部活ができなくなる」と悩む人がいますが、就活を始めるからといって 自分のやりたい事をやめる必要はありません。

(なお私自身の例で恐縮ですが、私は学生時代、就活中でも責任者を任されていたアルバイトや、学生ベンチャーの仕事を続けていました。

その時の体験談はこちらにも少し書いています。)

▼3年生になっても自分づくりの時間はある

今、大学3年生になって就活に目が行っている方も多いかもしれませんが、まだまだ「自分づくり」の時間は残されています。

就活を通して色んな社会人の話を聞いたり、ディスカッションをしたり、イベントに参加することで得られる経験値もあるでしょう。

エントリーシートを対策する時にも、 『自分の伝えたいことを論理的にわかりやすくまとめて表現する』 という大切なスキルが身につきます。何も考えずに就活サイトを見て、説明会に足を運んで就活した気になってしまうのではなく、1つ1つの行動を、自分の糧として積み上げていってください。

併せてこちらもどうぞ。

『面接対策資料』

元記事:PDCAサイクルを回す〜将来を見据えた大学生活を送るための心がけ〜

就活SWOT代表

慶應義塾大学在学中、世界初の就活SNSの代表に就任。国内最大の就活SNSへと成長させた後に大学を卒業し、エグゼクティブサーチを行う人材ベンチャーに入社。役員・事業責任者などの幹部人材の採用支援に携わる。2009年にエイリストを設立し「自分の頭で考え、行動する人材を増やす事」を命題として就職情報サイト「就活SWOT」を開設。

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