
斎藤秀俊
一社法人水難学会会長、国大法人長岡技術科学大学大学院教授
人類誕生以来600万年にも及び、祖先は水難という不幸と闘ってきました。そのような経験が我々の遺伝子の中に「水難は神の領域」として埋め込まれてきたかもしれません。しかし今や人類の叡智を総合し、水難学は、工学、医学、教育学、宗教学、語学、気象学などの学際領域に育ちました。狙いを定めた結果、水難からの生還例が着実に増えてます。記事やコメントでは風呂から海まで水にまつわる事故・事件、津波災害や大雨災害あるいは船舶事故に関する話題を提供していきます。溺水防止の製品やシステム開発のコンサルタント、講演会やインタビューも積極的にお受けします。リモートによるものも可能です。
記事一覧
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- 氷が割れて溺れた なぜ池の氷の上に乗ってはいけないのか
- 飯能市で池の氷が割れて高校生が溺れました。現場の氷の厚さは4.5 cm。十分な厚さに思えますが、ここに危険が隠れています。それは割れて初めてわかります。万が一の事故から生還する方法はあるのでしょうか。
- 1/18(月) 6:55
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- 進化する農業用水安全対策 最新技術には「助かる技術」が盛り込まれている
- 毎年100人前後が命を落とす農業用水の水難事故。事故から命を守るために安全対策が急速に進んでいます。そして最新技術には「助かる技術」が盛り込まれています。どんな技術でしょうか。なぜ必要なのでしょうか。
- 1/13(水) 11:33
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- 続報 豪雪の徒歩移動の危険 現実が迫りつつある
- 新潟県長岡市の降雪は現在小康状態です。ただ越後交通バス市内線はお手上げ状態、道が悪くてタンクローリーが入れず軽油が足りない、そして電力ひっ迫のニュースも。この後大雪が降らないことを祈るばかりです。
- 1/12(火) 18:22
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- 豪雪の徒歩移動の危険 生活の動きが止まりつつある中、この数日は細心の注意を
- 年明けから降り続く雪のため、日本海側の広い範囲で豪雪となっています。これは広域大水害と同じです。人の動きが止まりつつあります。生活に必要な動きがままなりません。無理すれば命にかかわります。
- 1/10(日) 10:45
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- 雪国新潟の現状 高齢者世帯では人手が足りない家庭も 命にかかわる問題なので来るなら家族でよく相談して
- 流石の雪国の人もつらくなってきています。天気予報によると、この3連休は大雪の予想。今年は新型コロナの影響で、東京などで生活している家族の手を借りにくい状況です。
- 1/8(金) 19:34
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- 普及が進んだ落雪式住宅 雪の人的被害から身を守るには
- 最近普及が進んでいる落雪式住宅。初めての大雪を迎えたご家庭もあるかと思います。注意事項は落雪を処理する時の溺水と落ちてきた雪による閉じ込め。応急手当は一刻を争う心肺蘇生法の実施と保温です。
- 1/7(木) 8:52
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- 大雪のあるある ツリーホールとその危険性を中心に雪国の住民が解説
- 大雪であけた令和3年。雪国の人の生活に溶け込んでいる大雪のあるある。国境の長いトンネルを抜けると、夜の底が白くなっただけでは済まない危険を、ツリーホールを中心に取りあげて、雪国の住民が解説します。
- 1/1(金) 9:00
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- 動画で学ぶ 浴槽溺水時の救急手当て 救急車が来るまでにできること
- 浴槽で何らかの原因で意識を失い顔がお湯に浸かって溺れる浴槽溺水。救急車が来るまで家族が的確な救急手当てをすれば、日常生活に戻れるかもしれません。おそらくわが国初のお風呂の救急手当て動画が完成しました。
- 2020/12/29(火) 10:57
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- プールで児童が被害 卑劣な接触痴漢をなくすには、まず知ることから
- プールで泳ぎながら女性の尻を触ったとして、公務員が懲戒免職となりました。報道では被害者の中に女児もいたとのこと。このような卑劣な手口は関係者には知られていましたが、一般にはあまり知られていないかも。
- 2020/12/26(土) 18:21
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- 尋常ではない初雪の除雪 作業中に流雪溝や水路で溺れないために(18日12:30訂正)
- 尋常ではありません。今年の初雪はところによっては1日で2 m近い積雪に達しています。雪国では2年ぶりにいきなり初雪の山を片付けことになりました。作業中に流雪溝や水路に落ちないように気をつけましょう。
- 2020/12/18(金) 7:00
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- 家庭内浴槽での突然の事故 救急車が来るまでに家族ができること
- 入浴中に溺れずに一命を取り留めたとしても多くは浴槽からあがれません。浴槽に入ったままの大切な人をどうしたらよいか家族は途方に暮れます。救急車が来るまでの間、居合わせた家族はどう対処したらいいでしょうか
- 2020/12/17(木) 7:00
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- 5,000人が命を落とす 家庭での浴槽溺水 この冬の危険回避の方法は?
- 毎年5,000人以上が命を落とす家庭での浴槽溺水。12月から1月にかけて事故が多発します。65歳以上の高齢者が9割を占めて、女性の亡くなる割合が多いのです。少しの工夫で危険が回避できないでしょうか。
- 2020/12/8(火) 12:44
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- ハクチョウが新潟に大集結 そもそも、「潟」ってナニ?
- ハクチョウが新潟に大集結しています。近年まれにみるほどの大所帯です。わが国に飛来するハクチョウの3分の1が集まるとかいう話も。ハクチョウに愛されるワケは潟がたくさんあるからですが、そもそも潟ってナニ?
- 2020/12/4(金) 7:00
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- 「小学生、全員助かってよかった!」 いやいや、船に揚げるってそんなに簡単じゃありません
- 修学旅行中の小学6年生などが乗った船の沈没事故。全員、ライフジャケットを着けており、付近の漁船に救助されました。よく漁船に上がることができました。海中から人を船に揚げるのは並大抵のことではありません。
- 2020/12/1(火) 7:00
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- 全員生還のポイントは浮いて救助を待てたこと 修学旅行中のクルーズ船事故
- 香川県坂出市の与島沖で発生した修学旅行中の小型船事故。全員生還のポイントは、浮いて救助を待てたこと。全員分のライフジャケットが準備されていて、海水温がギリギリ高かったことで、大惨事を免れました。
- 2020/11/20(金) 8:59
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- 新型コロナとトキメキとの狭間で、動き始めた大学授業 東京海洋大学の例
- 新型コロナウイルス感染防止策と、トキメキをもって入学した学生の強い希望との狭間で、動かすものは動かさなければいけない大学授業。船に関する授業が目玉の東京海洋大学にて、動き始めた対面授業を見学しました。
- 2020/11/16(月) 7:00
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- 水中ウォーキング お散歩よりも効果あるの?
- 水中ウォーキングの季節がやってきました。水の抵抗に負けないように頑張って歩いて「今日もダイエットできたかな?」と満足する毎日。筆者もはまっています。ところで、これってお散歩よりも効果あるのでしょうか?
- 2020/11/12(木) 7:00
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- 東京から2時間の越後湯沢 家族で安全・安心のイワナやヤマメ釣り
- 東京から車で2時間の越後湯沢。警戒心が強くて有名なイワナやヤマメを、まさか家族連れで安全安心に釣り上げることができるスポットがあるなんて。もうすぐ背丈を超える雪が降る、越後の晩秋の風景をお届けします。
- 2020/11/8(日) 18:57
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- 2千円台ライフジャケット、購入してさっそく試しました
- 大手通信販売サイトで入手できる2千円台ライフジャケット。水の中で浮くことができるのか、試してみました。細かいことを言い出すとキリがないのですが、とにかく浮けば使い道が広がります。
- 2020/11/6(金) 10:15
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- 東京から2時間の新潟市 日本一の信濃川河口にある「やすらぎ堤」に隠された秘密とは?
- 日本一の信濃川の河口域に位置する新潟市。洪水と津波の被害に苦しみました。浸水から街を守るのには高い堤防を作ればいいのですが、逆に憩いの人には冷たくなります。全てにおいて人に優しい堤防がやすらぎ堤です。
- 2020/11/2(月) 13:18
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- 農家ですら流される、用水路の水難事故をなくせ 最新の安全対策技術を一挙公開
- 多い年で年間80人強が溺れる用水路。慣れている農家ですら流され溺れます。農作物を育て人の命を育むのが用水路だから、大事にし安全性を高めなければなりません。最新の用水路事故安全対策技術を一挙公開します。
- 2020/10/29(木) 7:00
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- 高校生4人が溺れた幕張の浜 ここで水難事故が続く謎 水難事故調レポート
- 平成30年から3年の間に連続して4人の高校生が命を落とした千葉市美浜区の幕張の浜。毎年続くニュースに、「また同じ所で、水難事故があったの?」と驚いた方もいたかと思います。その溺れの謎に迫ります。
- 2020/10/22(木) 10:00
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- 冷たい洪水から身を守れ 秋の台風水害からは早めの避難を心がけて
- 秋台風の洪水。その水は冷たく、やっとの思いで水から上がっても気温が低く、震えるような思いで避難所に向かうことになります。そうならないためにも、今年の台風14号、例年より早めに避難しましょう。
- 2020/10/9(金) 6:30
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- 東京から2時間の新潟市 構想から150年、工事はたった?年だった信濃川治水大事業を見に来ませんか
- 東京から新幹線で2時間。新潟市にある関屋分水路を散策してみませんか。新潟駅西側にある 長さ1.76 km、 川幅240 ~ 290 mの人工水路です。 信濃川の洪水被害から新潟市中心部を守っています。
- 2020/10/3(土) 19:51
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- まさか、バス釣りで溺れるなんて 逆転の発想で命を守る対策が始まった
- 魚釣りが楽しいシーズン。安全そうに見えるため池でブラックバス狙いの釣り人が溺れるなんて信じられますか?体力のある若い人でも犠牲になります。その命を、逆転の発想で守る対策が宮城県で始まりました。
- 2020/9/25(金) 10:00