ため池サポーター講習会講師受付中。人類誕生以来、祖先は水難という不幸と闘ってきました。そのような経験が我々の遺伝子の中に「水難は神の領域」として諦め感を植え付けたかもしれません。しかし今や人類の叡智を総合し、水難学は工学、医学、教育学、宗教学、語学、気象学等の学際領域に育ちました。結果、水難からの生還例が徐々に増え、水難偽装事件の着手が可能となりました。記事やコメントでは風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故に関する話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp
記事一覧
- 酷暑のプールの楽しみ方 泳ぐときの格好は? 水分補給は?
連日の酷暑。例年なら6月は寒さに震えながら学校プールに入る子供たちを見かけることもあるのに、今年はとにかくプールで身体を少しでも冷やそうと入場者が集まり、すでに開場しているプールは大人気です。
- この土日は子供の水難事故に要警戒 何に気を付けたらよいでしょうか
この土日は子供の水難事故に要警戒です。本日6月24日までに重大事故に巻き込まれた子供の数は全国で13人です。これから8月いっぱいまで事故防止のために何を気を付ければよいでしょうか。
- ため池事故防止看板に、自由に使える動画
ため池事故が続いています。大切な命を守るために、フリーに使える動画が公開されました。多くのため池のほとりにある「ため池事故防止看板」にQRコードを張れば現場で動画が視聴できるようになります。
- 夏に向けて、河川とため池での子供の水難事故に警戒しなければならない
6月9日に令和3年における水難の概況が警察庁生活安全局生活安全企画課から公開されました。今年は例年通り子供の河川の水難事故に警戒するとともに、ため池での事故を重点警戒する必要があります。
- 知床の海はいつも冷たい 観光船の悲劇を繰り返さないために
知床の海は常に冷たいのです。いくら救助体制を充実させても、水が冷たければ、海難事故から生還することはきわめて難しい。知床観光船の悲劇を繰り返さないためにどのような議論が行われているのでしょうか。
- 遊漁船海難事故の原因?プロペラ点検口を閉めてなかった
今年3月に岩手県で発生した遊漁船の転覆事故では3人が亡くなりました。転覆した船の底にあるプロペラ点検口が開いていて、そこから浸水した可能性があります。船の浸水原因にはどのような種類があるのでしょうか。
- ミニボート、ゴムボートで釣行するには時期が早い 連休後半の釣行には海水温の事前チェックを
連休後半中にミニボートやゴムボートで釣りに出航を予定している方が多いと思います。この連休中にすでに釣行ボートによる事故が発生しています。日本列島の場所によってはまだ出航するには時期が早い所もあります
- 川の水の事故 連休後半に気を付けることは
静岡県島田市で小学2年生の女の子が川で溺れ死亡しました。この時期の川のレジャーはとても楽しいものです。楽しかった思い出をもって家に帰るために、連休後半に気を付けることは何でしょうか。
- 飽和潜水は知床観光船の船内捜索にどう生かされるか
「飽和潜水」なかなか耳にしない言葉です。今回、知床観光船の船内捜索を語るうえでのキーワードになりました。この手法は、船内捜索を行う上でどう生かされるのでしょうか。
- 知床観光船の船体捜索に使われるソナーとは
知床半島カシュニの滝付近から救助要請を出した観光船の船体捜索が続いています。現場海域付近に沈んでいると思われる船体を発見するのに使われるソナーとはどのような装置でしょうか。
- 知床観光船海難事故について現時点で分かっていること
船舶事故。話はよく聞くが実体験からかけ離れているため、憶測や個人的な感想が渦巻くのがこういった類の事故の特徴です。現時点で水難学として説明できる、つまりわかっていることにフォーカスして事故を解きます。
- ため池の児童溺水事故 斜面に残された這い上がり跡がわれわれに訴えること
4月5日に宮城県で発生したため池水難事故では、池に滑落した小学1年男児が犠牲になりました。現場のため池には水面から土手に続く斜面に、陸に上がろうと頑張った跡が残されてました。
- ボートからの冷水への落水死 落ちたらどうすればよいか
3月になり、ボートからの冷水への落水死が続いています。春になって気温が暖かくなってもも自然の水温はまだ冬の装い。この落差が命取りになります。救命胴衣着用でも5月の連休過ぎまでは要注意です。
- 宮城県丸森町に住民を水の事故から守る技術が大集結
宮城県丸森町に住民を水の事故から守る技術が集結しました。新技術は何でも実績に乏しいことからなかなか導入が進まないものですが、それをある地域にまとめて展示して、住民や専門家などの意見を傾聴する試みです。
- 東京から69分の越後湯沢 着工100年を迎える上越線清水トンネル周辺では雪の壁が楽しめる
大正11年5月に着工された上越線清水トンネル直轄工事。今年は着工から100年を迎えます。トンネルの新潟県側の入り口となる土樽駅周辺ではまだまだ例年以上の積雪があり雪の壁の映える記念撮影を楽しめるかも。
- 寒い時期・就寝中の津波に備えるには
3月16日夜半前の福島県沖地震では緊急地震速報に続き津波注意報も発令されましたが場所によってはすぐに「到達と見られる」とのアナウンスも。寒い時期・就寝中の津波に対して何を準備しておけばよいでしょうか。
- 「生き抜くチャンス」つくる防潮堤 3.11から学ぶ役割と意義 #知り続ける
東日本大震災で沿岸部に壊滅的な被害をもたらした巨大津波。進化した防潮堤は粘り強く体を張って津波に立ち向かい、人に「生き抜くチャンス」を作ります。そこでは知られざる「空気のまさか」が繰り広げられます。
- 積雪419cmの世界 観測史上1位の津南町の今はこういう状況
「新潟・津南町で積雪419 cm 観測史上1位を更新」さぞかし過酷な生活が待っているだろうと思われがちですが、実際はどうでしょうか。本日は休暇のため長岡から車で1時間ほどの津南町に取材に向かいました。
- 大雪の週末は、流雪溝や側溝のつまりによる洪水に悩まされる雪国の生活
大雪のあった週末は流雪溝や側溝のつまりによる洪水に悩まされる雪国。晴れたり寒さが緩んだりすると、床下浸水の被害がでることも。日頃道路冠水には慣れている分、気づいたら大洪水の憂き目に遭うのも雪国の宿命。
- 即席雪かき道場 コンパクトかつインパクトのある雪かきで身体に負担をかけない方法
気温がそれほど下がらないと積もった雪は水分を含み、見た目よりどっしりと重いもの。重い雪の雪かきは身体に負担を与えがちです。負担を抑えつつ、重い雪をどうやってかけばいいでしょうか。
- 新・深雪の特徴的な事故に注意 豪雪時危険な屋外活動が盛んになるのが雪国の宿命
2月6日夜半すぎ、新潟県長岡市では強い雪を観測しています。新しい深雪で街が覆われています。新・深雪ならではの特徴的な事故の発生が予見できます。十分に気を付けて、力を合わせてこの豪雪をのり切りましょう。
- ため池のDXに挑戦!しゃべる看板が水難事故を防止する丸亀市の取り組み
昨年5月に父子がため池に落ちて死亡した丸亀市に、ため池の怖さを動画で伝える看板の第1号が設置されました。QRコードで動画につなぐデジタルトランスフォーメーション(DX)。全国に広がるか楽しみです。
- 雪かき中の水難事故が発生 なぜ、そしてどうすれば防げるか
新潟県長岡市で60代女性が雪かき中に用水路に転落し亡くなりました。シーズンごとに発生する同様の事故。なぜ発生するのでしょうか。そしてどうすれば防げるのでしょうか。雪国で研究が進む対策技術を紹介します。
- 即席雪かき道場 少しだけ積もった雪をかく方法 積もってすぐ、軟らかいうちにやっておこう
1月6日は関東でも南部を中心に雪の降る所があるようです。わずかでも積雪があるようなら、雪かきの初動はとても大切。歩行中のスリップによる大けがや側溝などへの転落による閉じ込めを効果的に防ぎます。
- 豪雪地域の屋根からの落雪の瞬間映像 地面の雪の片づけ作業は慎重に
新潟県の豪雪地域として知られる中越地方の山沿い。ここでは克雪住宅の普及が進み屋根の雪下ろし風景は珍しくなりつつあります。むしろ屋根からの落雪で生き埋めや水路転落のリスクが高くなっています。