寒暖の変化が激しいこの時期こそ ウエアリングには気を遣おう!

11月に入り朝夕も一段と冷え込むようになってきました。

秋から冬へと移行してゆくこの時期は時間帯によって、また日によっても寒暖の変化が激しくなります。気象庁の一ヶ月予報によると、11月初旬から中旬にかけて東日本では気温が平年よりも低くなり変動も激しく、西日本でも急に寒くなる日が出てくる見込みです。

油断できない気温の変化と体感温度

寒暖の変化が激しいこの時期、バイクに乗るときにもウエアリングに気を遣いましょう。

外気と直接接するバイクの場合、ウエア選びによって快適性は大きく変わってきます。ちょっと前までは夏日が続いていたので油断して薄着で出かけたら、ツーリング先では凍えるほど寒かった、などということも。皆さんも経験がおありかと思います。

特に高速道路での移動や標高の高いワインディングロードなどは注意が必要です。

ちなみに100km/hの速度では体感温度は10℃以上下がることもあるようですし、標高は100メートル上がる毎に0.6℃下がると言われています。ということは、たとえば標高1000メートルぐらいの高地で高速巡行していれば、平地に比べて体感温度は16℃ほど下がる計算になります。大雑把な数字ではありますが、イメージとしてはほぼ間違っていないかと。家の近所では汗ばむ陽気でも、ツーリング先では真冬並みということもあるのです。

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防寒対策 まずはインナーから

では具体的なウエア選びの話ですが、今回は自分の経験からアドバイスをしたいと思います。

この時期に早朝からツーリングに出かけるとして、まず寒いのは嫌なので防寒対策を考えます。

下着には発熱素材のインナーを身に着けて、その上から風を通さないウインドストッパーなどを着ます。内張りに起毛素材が使われているタイプがおすすめで、薄くて軽いのに暖かいのでミドルウエアとして重宝します。

▲発熱素材のアンダーウエア
▲発熱素材のアンダーウエア
▲ウィンドストッパー(防風)インナージャケット
▲ウィンドストッパー(防風)インナージャケット

気温変化に対応できるジャケットを

その上から冬用のジャケットを着込みますが、防寒機能を調整できる取り外し可能なライナーが装備されたタイプが便利です。日中お天気で暑くなればライナーを外せばいいし、ウエアの着心地が身軽にもなります。

ライナーの脱着が面倒だという場合は、ライナーの代わりに薄手のダウンジャケットを持参するのも手です。このようなミドルウエアは一般的なアウトドア用品にもいろいろな高機能タイプが揃っていますので、それらを活用するのも良いでしょう。

▲ウインタージャケット
▲ウインタージャケット

体幹部の冷えは禁物

冷えてダメージが大きいのは体幹部なので、お腹を冷やして体調を崩さないためにもダウンベストなども有効です。ダウン素材ならくるくる丸めれば、シート下やウエストバッグなどにもコンパクトに収納できるので荷物になりません。自分の場合、高速道路で移動する場合は暖かい日でも必ず1枚、アウターとインナーの間に薄いウインドブレーカーを挟んで風よけにしています。

ボトムも同じく発熱素材のインナーを着けた上から、起毛タイプのウインドストッパーが内張りされたライディング用パンツを履いていれば、冬場の幅広い温度帯にほぼ対応可能です。

▲ウィンターパンツ
▲ウィンターパンツ

天候の変化にも備えを

もし雨に降られたら、濡れる前に迷わずレインスーツを着込みます。オールウェザータイプ(全天候型)のジャケットでも濡れると結局は冷えるので、やはり専用のレインスーツは持っておくと安心です。

それと、意外と体温を奪われるのが首元です。いくら厚着をしても首だけは露出しているので、風に当たって冷えると首が痛くなったり喉を傷めたり、肩が凝って疲れやすくなります。特に襟元から風の進入があると、どんな防寒着でも役に立ちません。

対策としては、昔ながらのネックウォーマーはもちろん、最近ではバンダナやヘアバンドとしても気軽に使えて柄もお洒落な「バフ」というアイテムがありますので、スタイリッシュにキメてみてはいかがでしょうか。

▲ウインドストッパーネックウォーマー
▲ウインドストッパーネックウォーマー
▲筆者が愛用しているBUFF
▲筆者が愛用しているBUFF

さらに季節が下って本格的な冬のライディングに対応するためには、電熱ウエアなどの防寒装備も必要になってきますが、その話の続きはまた次の機会ということで。

今は絶好のツーリングシーズンです。ぜひ遠方まで足を伸ばして紅葉狩りを楽しんでください!

※原文より筆者自身が加筆修正しています。

出典:Webikeバイクニュース