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【東京モーターサイクルショー16】ハーレー、カスタム文化前面に…最高峰CVOに新型「ブレイクアウト」

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
東京モーターサイクルショー2016 HARLEY-DAVIDSON

パーソナルガレージをイメージしたブース展開で注目を集めたハーレー・ダビッドソンは、カスタム色を前面に押し出した演出が目を惹いた。

ハーレーの多様な可能性を広げる試みとして、昨年12月のパシフィコ横浜で開催された「ホットロッドカスタムショー」に出展された日本を代表する5人のカスタムビルダーによる作品の他、ディーラーによる『ストリート750』のカスタムも同時に展示。こちらはユーザーが実際に店舗で買うこともできるリアルカスタムとして人気を集めていた。

そして、今年初公開されたニューモデルの目玉が2つ。『CVO プロストリート・ブレイクアウト』は、ハーレー純正カスタムモデルの最高峰であるCVOファミリー初となる黒一色で統一されたカラーリングが特徴。スクリーミングイーグル製1803cc空冷Vツインの圧倒的なパワーとこれを受け止める240サイズの超ワイドタイヤ、倒立フォークやトリプルディスクなどの強靭な足回りを備えるハイエンドモデルだ。

もうひとつは70年代にルーツを持つ伝統のローライダーの最新版『ローライダーS』。軽快なハンドリングを持つダイナフレームに、パワフルなツインカム110エンジンを搭載。ブラックアウトした精悍なスタイルに、ゴールドエンブレムとアルミキャストホイールをマッチング。スピードスクリーンやサイドから突き出たエアクリーナー、前後に装備されたプレミアムサスペンションが走りの性能を主張する上級バージョンだ。

まさにモーターサイクルにおけるカスタムカルチャーの神髄を見せつけてくれるハーレーの面目躍如たるラインナップである。

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出典:レスポンス

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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