「感染者5人」で東京も緊急事態宣言の解除までもう一息! それでも気になる死亡者の数

小池百合子都知事(写真:つのだよしお/アフロ)

 昨日(17日)の東京の新規感染者が一桁、それも5人と聞いて、正直ホッとした。15日(9人)に続いて二度目の一桁だ。このまま推移すれば、東京も緊急事態宣言が解除されることになるかもしれない。是非、そうあって欲しい。

 ただ気になるのは死亡者の数だ。昨日、東京では7人が亡くなっていた。新規感染者の数よりも多かった。都内で死亡した感染者はこれで237人となった。

 緊急事態宣言の解除を心待ちにしている都民は小池都知事が発表する感染者の数に一喜一憂し、どちらかと言うと、死亡者数は見落とされがちだが、確か一昨日(16日)も新規感染者14人に対して死亡者が11人もいた。

 新型コロナウイルスの感染による死亡者数は4月までは一桁で推移していた。多くても4月29日の9人が最多だった。それが5月に入ると、2日には一気に15人の死亡が確認された。このうち11人はクラスターを引き起こした中野江古田病院の入院患者だった。

 翌3日に4人と再び一桁に戻り、安堵したのも束の間で「6日連続で感染者が100人を下回った」と大喜びした5月8日(新規感染者39人)にまたもや二桁(11人)の死者が出てしまった。

 東京都は4月5日までの死亡者は累計で18人しかいなかった。それが、その後25日間で114人も増え、4月30日の時点で123人に達してしまった。今月はまだ半分過ぎたばかりなのにすでに114人の死者が確認され、累計で237人となっている。

 欧米諸国の都市に比べれば、東京は遥かに少ない。しかし、隣国・韓国の首都・ソウルの4人に比べれば、237人はあまりにも多すぎやしないか。 

 ちょうど、1週間前に「東京は大丈夫か!? ソウルの死亡者2人に東京は180人!」という見出しの記事を書いたが、この時に比べて、ソウルは僅か2人しか増えてないのに東京は57人の死者を出してしまっている。

(参考資料:東京は大丈夫か!? ソウルの死亡者2人に東京は180人!

 一体、東京とソウルは何がどう違うというのだろうか? 人口が約1千万人のソウルに対して東京が約1千395万人と4百万人ほど多いことを勘案しても、東京がソウルよりも死亡者が約60倍も多いのは解せない。

 日本の「新型コロナ対策」は感染者の重症化を防ぎ、死亡者を減らすことに主眼がおかれていたはずだ。ならば、死亡者が減らないことにもっと関心が払われてしかるべきだ。素通りして良い話ではない。

 5月1日に東京都が公表した統計によると、4月30日までの死亡者122人のうち50代が9人、40代も1人含まれていた。昨日の死亡者の中にも50代(女性)が1人含まれていた。高齢者だけが関心を払うべき問題ではない。

 感染者の拡大阻止同様に死亡者の増加防止もより切実だ。

(参考資料:「人口10万人あたりの死亡者数は日本は少ない」は本当!?

 

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て、フリー。1982年 朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動開始。98年 ラジオ「アジアニュース」パーソナリティー 。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。著書に「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人、残念な日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙 間違いだらけの日韓関係」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など25冊

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