「韓国発」よりも「日本発」の入国規制国が多くなったのはなぜ?

感染安全診療ブースでのPCR検査(出所:ソウル・ポラメ病院)

 日本からの渡航者に対する入国・入域制限及び入国後の行動制限措置を取っている外国及び地域は3月20日現在、両方合わせて驚いたことに200を越え、209か国/地域となってしまい、174か国/地域の韓国を大きく上回ってしまった。

 日本外務省のホームページによると、209か国/地域の内訳は「入国・入域制限が行われている国/地域」が131、「入国後に検閲強化や行動制限措置が取られている国/地域」が78となっている。(注:入国制限措置と入国後の行動制限措置の双方の措置を取っている国/地域がある)

 一方、韓国の内訳は「入国・入域制限が行われている国/地域」が123、「到着後隔離措置を取る国/地域」が18、「検閲強化の措置を講じる国/地域」が33となっている。

 確か、10日前までは「日本発」入国規制国は、「入国・入域制限が行われている国/地域」の28と「入国後に検閲強化や行動制限措置が取られている国/地域」の62を合わせて90か国/地域で、「韓国発」(107か国)よりも17も少なかった。

(参考資料:日本人・韓国人飛行便入国者は共に僅か5人!「日本発」入国規制国は90か国、「韓国発」は107か国!

 また、先月26日の時点では、日本に対して入国制限措置を取っていた国はミクロネシア連邦、キリバス、サモア、ツバル、ソロモン諸島、コモロ、イスラエル、イラクの僅か8カ国と地域に限られていた。また、入国後の観察措置が行われている国はイスラエル、カザフスタン、リベリア、インド・ケララ州、オマーン、英領のジブラルタルの6か国、そして入国時の医療検査措置が行われている国はトルクメニスタンとキルギスの2か国のみであった。

 これに対して、韓国の場合は、渡航者を禁止もくしは制限する国が43か国、検疫強化や隔離措置など入国手続きを強化した国・地域が21カ国で、合わせて64か国・地域が韓国に何らかの規制を掛けていた。

 3月20日午後7時基準で感染者が8652人の韓国に対して日本は969人(クルーズ船感染者712人を除外)と圧倒的に少ないにもかかわらず、また死亡者数でも韓国の102人に対して日本は34人(クルーズ船の7人を除外)と3分の1にもかかわらず世界各国が日本からの入国に厳しい対応を取る理由について韓国ではPCR検査数が韓国に比べて圧倒的に少ないことによる透明性の問題と、検査件数に比べて感染率が高いことや感染者数の割合にしては致死率が高いことなどが影響していると分析している。

 最近、韓国の大統領府(青瓦台)のホームページにはPCR検査数が示されるようになったが、それによると、韓国は3月20日現在、31万664件で、感染率は2.73%。これに対して日本は1万4072件で、感染率は韓国よりも4%も高い6.75%となっている。

 周知のようにPCR検査については韓国では一日1万から1万3千件実施しているが、日本は3月10日の1884件が過去最多である。

 また、日本は感染者969に対して死亡者34人なので感染者28人うち1人の死亡者を出している計算となるが、韓国は8652人の感染者に対して死亡者は102人。従って、感染者84人に死亡者1人の割合だ。

(参考資料:「No Japan! No Korea!」 新型コロナ感染拡大で入国と渡航規制対象国へ! 

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(近著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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