仕事や子育てに忙しい中で時間を無駄にしない、「1秒の切り替え力」と「自問自答」
私たちは、「毎日忙しい。子育て、仕事、家事、介護などに追われて、やりたいことがあるのにできない」など言いつつ、スマホ、テレビ、二度寝などでけっこう時間を無駄にしています。
そして、それを後悔することでまたストレスが溜まります。
本当に時間は貴重であり、また失いやすいものでもあります。
特に、子育て中の方々で、仕事、家事、介護などにも追われている場合は、切実な問題だと思います。
そこで、今回は、1秒の切り替え力が人生を決めるというお話をしたいと思います。
朝、寝ていて、目覚ましが鳴り始めたとします。
「あ~、起きなきゃ起きなきゃ」と思いつつ寝ていて、そこで起きるか起きないか…?
「よし起きよう」と思って起きるための、切り替えにかかる時間はたったの1秒です。
この切り替え力があるかないかは大きな違いです。
切り替えられないままそのまま2度寝をしてしまい、はっと気づいたら30分も経っていたとか…。
ああ、よくある話じゃないですか?
そのとき起きていれば、あれができて、これもできて、余裕のある朝を過ごせたはずです。
子育て中の方なら、特に朝の時間は貴重ですよね。
これが一日や二日ではなくて、毎日毎日こういうことが続いたりすることもあるわけで、その積み重ねは大きいと思うのです。
ということで、その1秒の切り替え力が人生を決める、といってもいいくらいだと感じるわけです。
また、例えば、スマホをダラダラ見ていて、「よしやめよう」と思ってやめるときも、その切り替えに必要なのはたったの1秒です。
スマホをダラダラ見ていると、あっという間に30分は過ぎてしまいます。
SNSとか、ゲームとか、動画とか、本当に、時間食い虫というか、時間泥棒ですよね。
私たちの可処分時間をどんどん奪っていくのですね。
しかも、毎日ですよ。
仮に毎日30分無駄にするとしたら、1年間で183時間無駄にすることになります。
毎日1時間無駄にするとしたら、1年間で365時間です。
大きいですよね。
これも、「よしやめよう」とやめるときは1秒の切り替え力なのです。
私の場合、切り替えなければというときに、「切り替え力、切り替え力…」と唱えるとけっこう切り替えたりできます。
あるいは、「もったいない、もったいない」と唱えたり、「時間泥棒バイバイ」「一秒一生」などと心の中で叫ぶなども効果的です。
みなさんも、こういう自分に切り替えを促すフレーズをいくつか用意しておくといいと思います。
また、私は次のような自問自答をすることもあります。
すると、意識が高まって切り替えやすくなります。
「これ本当にやりたいこと?」「イヤ違う」
「他にやりたいことがあるんじゃなかったの?」「そう、あるある」
「本を読む時間が欲しいんじゃなかったの?」「その通り」
「ブログ書きたいんじゃなかったの?」「書きたい。書かなきゃ」
みなさんも、「資格試験に受かるんじゃなかったの?」「ヨガをやりたいんじゃないの?」など、自問自答のフレーズを用意しておくといいと思います。
そして、子どもたちにも同じような悩みがあると思いますので、みなさんがまずやってみて、子どもにもぜひ教えてあげてください。
そうすれば、子どもからもいい方法やアイデアを教えてもらえるかも知れません。
私は、「だらだらしちゃだめ、切り替えて宿題やらなきゃだめ」と、子どもを上から目線で叱るよりも、「親子で一緒にこういった工夫をする。そういう関係をつくっていくことが大事だ」と思います。
とにかく、人生万事において工夫が大事ですね。
今流行の言葉でいうとライフハックです。
親がこういう姿勢でいれば、子どもも「そうか、工夫が大事なのだ」と学べます。
親が工夫しないで叱っていると、子どもは「そうか、何か上手くいかないことがあるときは、それを理由に人を責めていいんだな」と学んでしまいます。
ということで、ぜひ、1秒の切り替え力の必要性とそのための工夫の大切さを、親子で意識してみてください。