Kazuto Oshima 1976年11月生まれ。出身地は神奈川、三重、和歌山、埼玉と諸説あり。大学在学中はテレビ局のリサーチャーとして世界中のスポーツを観察。早稲田大学を卒業後は外資系損保、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を始めた。サッカー、バスケット、野球、ラグビーなどの現場にも半ば中毒的に足を運んでいる。未知の選手との遭遇、新たな才能の発見を無上の喜びとし、育成年代の試合は大好物。日本をアメリカ、スペイン、ブラジルのような“球技大国”にすることを一生の夢にしている。21年1月14日には『B.LEAGUE誕生 日本スポーツビジネス秘史』を上梓。
記事一覧
- セガサミーが日立からB1渋谷を買収 なぜ“ゲーム業界とバスケ”はここまで結びつくのか?
セガサミーHDによるB1「サンロッカーズ渋谷」の買収が発表された。同社が参入に至った背景を、ゲームと縁の深い企業が相次いでプロバスケに参入するトレンドも含めて述べている。
- リーグワンの「長過ぎるチーム名」が示す、日本ラグビーの困難と“根本的な欠落”
ジャパンラグビーリーグワンのチーム名は29文字のNTTコムを筆頭にとにかく長い。ネーミングの鉄則と「長さ」の構造的な理由、そして現状から見える日本ラグビーの困難と欠落を述べた。
- 判断が難しいプロスポーツの「二重所有」と「間接支配」 リーグワンの“NTT問題”を問う
リーグワンのチーム再編に影響したチームの二重所有問題。Jリーグ、プロ野球のオーナー交代にも影響を及ぼしてきた。間接支配も含めたその弊害と、グレーゾーンの判断、なお残る構造的な問題について述べている。
- 「24時間営業」にお得な料金設定 B3の新星が秘めるアリーナの強み
22-23シーズンからのB3参入が決まった立川ダイスは、アリーナ立川立飛と同じ運営法人が経営する“一体経営”のクラブ。2017年に開業した「24時間営業」のアリーナと、クラブの強みを分析した。
- B1秋田の劇的“超ロング”ブザービーター 背景にあった偶然と必然
B1秋田が4月10日、19点差をひっくり返し、終了と同時に超ロングシュートを決める劇的な逆転勝利を強豪・川崎から挙げた。逆転勝利につながった試合展開と、大きく勝率を上げているチームの変化を解き明かす。
- プロ入りを決めた河村勇輝 東海大を2年で“中退”する決断はどういう意味を持つのか?
東海大2年のPG河村勇輝が3日、大学中退と横浜ビー・コルセアーズとの契約締結を発表した。彼が特別指定として経験した3シーズンを振り返りつつ、日本ではまだ一般的ではない“中退”の意味を考える。
- プロ化に猛反対した大企業社員が、2競技の改革を経験した今“次世代型プロ”のハンドボール人に伝えること
東芝の社員としてバスケ、ラグビーの法人化に関わった荒木雅己氏は実業団スポーツがプロ化する意義、日本ハンドボールリーグの次世代型プロリーグ構想をどう考えるのか?
- “異端”のKAGOが王道になったU15全国大会 JやBのユースにはない街クラブの「豊かすぎる生態系」
中学生年代のバスケ日本一を決めるジュニアウインターカップでは、関西の街クラブが上位を締めた。準優勝のKAGOなど、大会を通して見えた興味深い活動をしているチームの「豊かな生態系」を解き明かす。
- 意外な取り組みでバスケ中学年代日本一に輝いたゴッドドア。「成功より成長」の思いはスペインから
ゴッドドアは「成功より成長」を掲げ、身体操作トレーニングなどの取り組みをしつつ、部活との“ハイブリッド”でjr.ウインターカップを制した。部活動改革の流れが進む中で、興味深いモデルでもある。
- ビッグ、ミドル、スモールの布陣を駆使する川崎 佐藤HCが“新戦力”をPGで試した意図とは?
B1川崎は東地区首位で中断期間に入った。茨城戦で見せた新戦力マット・ジャニングのガード起用や、多彩な戦術オプションについて、HCと選手のコメントをもとに解き明かす。
- Bリーグへ彗星のごとく現れた身長2メートルのガード 17歳のジェイコブス晶は“渡邊雄太二世”だ!
横浜ビー・コルセアーズのジェイコブス晶選手がB1史上最年少の17歳7ヶ月でプロデビューを果たした。2メートルのガードで、しかも左利きという彼の可能性を、U18・白澤卓HCのコメントを元に分析する。
- Bリーグの“黒船”が見せる賢い投資術 なぜ埋もれていた人材が、長崎ヴェルカで輝くのか?
長崎ヴェルカはジャパネットグループが支援するB3の“黒船”的存在。天皇杯ではB1チームを倒し、リーグ戦もここまで無敗だ。単に実力者を集めた“だけ”ではない特徴、選手の成長を支える強化体制を紹介する。
- クラブライセンスは何のため!? サッカー、バスケと似て非なるラグビーの審査を問う
ラグビーの「リーグワン」は“実力以外”を重視して3部までの振り分けを行った。またライセンス制度の導入も視野に入れている。サッカー、バスケと似て非なる背景、運用には大きな問題があり、再考も必要だ。
- Bリーグにフィリピン旋風の予感あり!「期待外れ」だった昨季との違いはどこか?
Bリーグは昨季から「アジア特別枠」を設け、アジアの有力選手を日本に呼び込もうとしている。特に注目されるラベナ兄弟、フィリピン人選手の現状と予想されるインパクトについて述べた。
- バスケ界はそこまで人材不足なのか? サッカーの名将・岡田武史がBリーグ理事に就任した理由
Bリーグの新理事にサッカー元日本代表監督の岡田武史氏が就任している。他競技の大物がバスケ界に招かれた背景を「理事会の役割」も含めて説明している。
- 横浜市長選の結果と“ハマのドン”がスポーツ界に与える意外な影響
8月22日の横浜市長選挙で現職の林文子氏が落選し、山中竹春氏が当選を果たした。野球、サッカー、バスケなどプロスポーツへの協力的な姿勢を保ってきた横浜市だが、協調関係への影響は不可避だろう。
- 強く感じる“次”への危惧 日本代表とバスケ協会に不足するものは何か?
“過去最強”と評価されていたバスケの男子日本代表は3連敗で東京五輪を終えた。結果の背景を振り返るとともに、23年のW杯や24年に向けた課題を探っている。
- 惜敗も不安を払拭したバスケ日本代表 スペイン戦のMVPは渡邊雄太だ!
男子バスケ日本代表の東京大会初戦となったスペイン戦。19年のW杯王者に対してチームはどう戦ったのか?世界ランク2位の相手に通用した強み、今後への収穫を振り返る。
- “顔”が見えない新リーグ 日本ラグビーはどこに向かうのか?
16日に「ジャパンラグビーリーグワン」の発足記者会見が行われた。記者会見の進行、発表内容から見えた新リーグの現状を分析し、さらに今後の方向性を探っている。
- 五十嵐圭、チェンバースをどう“口説いた”のか? B1新昇格の群馬が見せる独自戦略
大物の移籍が目立つB1で、新昇格の群馬は五十嵐圭を獲得した。ウィスマンHC、アキ・チェンバースや有望新人の“採用”に成功している群馬の戦略を探る。
- 実力は「B2中位以上」 3チームがナゼか“再来季”の昇格を巡って運命をかけるB3の激アツ最終節
B3リーグは再来季の昇格に絡む「2位争い」が大接戦。3チームに可能性が残る状態で最終節を迎える。そのレベル、少し複雑な昇格条件、来季以降の展望といったB3の全体像を詳説する。
- 過熱する東京五輪開催を巡る議論 見過ごされるジレンマと避けるべき暴発
東京五輪の開催を巡る議論が加熱し、IOCへの批判も強まっている。しかし中止は開催と同じく難易度の高い問題で、深刻なジレンマも無視できない。避けるべきはプロセスを省略した強引な動き、暴発だ。
- B1制覇まであと2勝 宇都宮ブレックスを勝利に導く“執着心”はなぜ生まれるのか?
宇都宮ブレックスは勝利へのこだわり、ボールへの執着心といった「数字に出ない」強みを持ち、今季のB1ファイナル進出を決めている。彼らの強みはどこから来るのか、チームの歴史とともに語り起こす。
- 史上最強の支援税制で群馬県太田市に新アリーナ! わずか1割の負担でバスケの聖地に⁉
群馬クレインサンダーズはB1昇格決定に先立つ13日、太田市や親会社とともに新アリーナ建設を発表した。チームや施設の紹介とともに、市や企業の負担を抑える「企業版ふるさと納税」の仕組みを説明する。
- 難航するラグビー新リーグ Bリーグ前チェアマンが語る状況打開の重要ポイント
来年1月に開幕するラグビーの新リーグはカテゴリー分け、制度設計などの作業が難航中だ。同じような混乱を乗り越えて改革を成し遂げたバスケット界の事例、Bリーグ大河前チェアマンのコメントを元に打開策を探る。