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親子って似るんですね… 阪神は1軍もファームもオリックスに逆転負け

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター

6日は神戸第二(サブ)球場で、ウエスタン・リーグのオリックス-阪神戦が行われました。順調に得点を重ね、2試合連続の2ケタ安打で快勝!と思ったら、まさかの結末が待っていたのです。7対2とリードして迎えた終盤から、全員1軍を経験しているリリーフ陣が打たれるわ、歩かせるわ…。おまけに野手のエラーも重なって追いつかれ、今季初のサヨナラ負けを喫しました。

そして甲子園球場のナイターで開催された1軍交流戦・阪神-オリックスの関西ダービーマッチも、これまた終盤に逆転されての負け。雨の中で最後までご覧になったお客様で神戸サブをハシゴしての観戦だったら、悔しさをどこにぶつければいいか教えてほしいような一日でしたよねえ。

そのうっぷんをはらして…というところだったのですが、きょう予定されていた神戸第二球場でのオリックス戦は豪雨のため10時45分に中止が発表されました。ちょうどオリックスの練習が終わり、これから阪神のバッティング開始というところだったそうです。しかし晴れたら強烈に暑いし、突然の大雨はあるし、不安定な天候で振り回されますね。あらゆる対策を講じて出かけなくてはなりません。

では6日の試合結果と、経過をご紹介します。

《ウエスタン公式戦》6月6日

オリックス-阪神 13回戦 (神戸第二)

阪神 030 002 020 = 7

オリ 020 000 042x = 8

◆バッテリー

【阪神】二神-小嶋-渡辺-西村-高宮-久保田-●玉置(3敗9S) / 小宮山‐岡崎(8回途中~)

【オリ】近藤(4回)-大山(1回)-桑原(2回)-塚原(1回)-○戸田(1勝1敗)(1回) / 磯村

◆三塁打 武田、伊藤隼

◆二塁打 西田、宮崎

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左中:柴田  (4-2-2 / 1-2 / 1 / 0) .270

2]二:北條   (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .221

3]右:伊藤隼  (4-1-1 / 2-1 / 1 / 0) .240

4]三:陽川   (4-1-1 / 0-1 / 0 / 1) .230

5]一:森田   (4-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .260

6]遊:西田   (5-3-0 / 0-0 / 0 / 0) .247

7]指:中谷   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .189

〃打指:一二三 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .174

〃打指左:田上 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 1) .167

8]中:横田   (5-3-1 / 0-0 / 0 / 0) .208

〃投:玉置   (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

9]捕:小宮山  (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .148

〃捕:岡崎   (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .269

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率)

二神   6回 77球 (6-6-0 / 2-2 / 1.32)

小嶋  0.2回 21球 (0-0-2 / 0-0 / 4.66)

渡辺  0.1回 7球 (0-1-0 / 0-0 / 0.60)

西村  0.2回 29球 (3-2-1 / 4-4 / 7.07)

高宮  0.0回 7球 (0-0-1 / 0-0 / 0.00)

久保田 0.1回 7球 (1-1-0 / 0-0 /10.38)

玉置  0.0回 20球 (3-0-2 / 2-1 / 3.79)

横田のプロ初タイムリーで先制

まず2回に阪神が先制。陽川の四球と西田の右翼線二塁打、中谷の四球で1死満塁となり、横田が左前タイムリー!プロ初打点です。先発の二神は2奪三振で三者凡退の立ち上がりでしたが、3点先取してもらった直後の2回裏に連打などで2死一、三塁として8番のルーキー園部と原大に連続タイムリー。2点を返されます。

二神はその後、4回2死から武田に右越え三塁打、6回は川端の中前打を許しただけ。6回6安打6三振の2失点で交代しました。一方、打線は毎回にようにヒットや四球で走者を出しながら追加点なく、5回までで早くも8残塁。ようやく6回に先頭の小宮山が左前打し、北條の犠飛などで2死二塁となって伊藤隼が中越えタイムリー三塁打!続く陽川の中前タイムリーで5対2とします。

7回裏は小嶋が2四球に盗塁、小宮山の捕逸などで2死一、三塁として降板するも、代わった渡辺がバトラーを空振り三振に仕留めて無失点。ちなみにオリックスの新外国人選手・バトラーは4打席連続三振でした。

8回の攻撃では柴田が左前打と盗塁、北條の犠打で1死三塁となり、伊藤隼は振り逃げ(記録は三振と暴投)で、柴田が生還!伊藤隼も盗塁を決め、2死後に森田のショート内野安打で三塁へ。ここでオリックス斉藤が捕逸、森田も還って2点追加。7対2とリードを広げます。

西村が、久保田が、玉置が…

ところがその裏、4人目の西村が4番・宮崎を空振り三振に取ったあと、川端と奥浪に連打され武田への四球で満塁。2死後に9番・原大の中目2点タイムリーを浴びてしまいました。ここで代わった高宮は堤に四球を与えて降板。2死満塁で登板した6人目の久保田は三ツ俣に左前打を許し、さらに2点を返されます。ここで捕手が岡崎に交代。代打・西川は三振でオリックスの打者9人による攻撃が終了。計4安打で4失点…1点差に追い上げられました。

9回の阪神は簡単に2死を取られ、岡崎のサード内野安打と盗塁はあったものの0点。その裏は玉置が登板して、いきなり宮崎の左翼線二塁打(前へ行きかけたサード陽川、グラブを出すも空振り)に川端への四球で無死一、二塁。続く奥浪の左前打で満塁…と思ったら、途中出場のレフト田上がボールをつかみ損ねて宮崎は生還。川端、奥浪もそれぞれ進んで無死二、三塁。武田を敬遠して満塁策を取ったバッテリーでしたが、続く園部に中前タイムリー。試合終了です。

サヨナラ負けは今季初。しかも5点のリードを守れなかったとあり、9回に追いつかれた時点で「どういうことや!もう帰る!」と憤慨してスタンドをあとにされるお客様が…。ものすごい剣幕で、あっけにとられました。試合後のベンチ付近では、あまりにも“触れにくい”雰囲気が立ち込めていたため、選手のコメントは3安打した2人だけ。それも、こんな結末ゆえ短めです。ご了承ください。

横田 非公式戦でもなかった3安打

まず2回に先制の左前タイムリーを放った横田選手。打点はキャンプの練習試合や教育リーグ、育成試合でもなかったので、まさにプロ初でした。5月2日のソフトバンク戦以来、公式戦2度目のマルチ(非公式戦を合わせても4度目)で、しかもプロ初の3安打!もし勝っていれば手放しで喜びを表せたでしょうにね。

「よかったです!自分のスイングができました。最近、当ててばっかりだったので」とほんの少しだけニッコリ。3安打については「最初の打席で1本出たから、続けていけた」と言います。5月18日のオリックス戦で1打席目に右前打して以来のヒット。いつも1球目から思いきりスイングする姿をよく見ますね。特に久しぶりの試合、打席ならなおのこと。それで三塁にいる中村コーチが「横田、落ち着け!」と声をかける場面もあったほど。

でも足を生かした内野安打を含む3安打。これでまた打率も2割に乗りました。同い年の園部選手や奥浪選手、6日は出ていなかったけどスタメンマスクの機会が増えてきた若月選手など、オリックス勢の活躍に刺激を受けているかもしれません。こうやって塁に出れば「一番好き」という、走ることでアピールできる機会も増えます。ことしのフレッシュオールスターゲームは長崎での開催だし、出られたらいいですねえ。出場選手の発表は7月4日、まだ気が早かったかな。

髪の毛スッキリで3安打?西田

前日の広島戦は先発メンバーの中で唯一ノーヒットだった西田選手ですが、この日は最初から3打席連続安打!「きのうもいい当たりがあったし、調子は悪くないので気にしてませんでした」と言います。3本とも変化球を打ったもので、西田選手らしいヒットでしたね。ちなみに、前の日に切ったばかりの髪の毛は「もっと思いきり短くするつもりやったけど」と、驚くほど刈り上げたりはしていません。お店の人に「あんまりやらない方が…」と止まられたみたいですよ。でも夏らしくスッキリしていました。

残念ながら中止となった、きょう7日は秋山投手が先発の予定でした。でもスライド登板するようですね。前回の甲子園や、その前の淡路で見せた好投をもう一度!あす8日のオリックス戦は京都のわかさスタジアムに場所を移して行われます。

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

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