きょう7月24日は祝日で、4連休の2日目に当たります。カレンダー上では「スポーツの日」。これは、10月第2月曜日の「体育の日」が、「スポーツの日」に名称を変え、7月に移動してきたものです。

　10月の体育の日はもともと、1964年に東京オリンピック開会式が行われた10月10日でした。それが、2000年から10月の第2月曜日に移動し、土、日、月の3連休になりました。体育の日の名称は今年から「スポーツの日」に変わっています。

　本来はきょう7月24日に、2020東京五輪の開会式が開かれる予定でした。それに合わせて、10月の体育の日（スポーツの日）は7月24日に移動。今年に限って10月の体育の日がなくなり、10月から連休は消えてしまいました。

　スポーツの日を含む今回の4連休は、2020年の東京五輪が延期になり、新型コロナウイルスの感染拡大が進む中の長期休みとなってしまいました。10月の連休がなくなってしまい、コロナ禍で移動や旅行がし辛いいま、4連休があることを残念がる声や、10月の連休がなくなったことを嘆く声が多数、SNSに投稿されています。

「10月体育の日」でググると「7月24日」

　Googleの検索エンジンを使えば、祝日を検索することもできます。例えば「スポーツの日　いつ」「体育の日」と検索すれば「2020年7月24日金曜日」と結果を返してくれます。

　ですが、「10月体育の日」「10月スポーツの日」と検索してみたところ、その結果も「7月24日金曜日」に。10月と検索したのに7月と出て、ちょっと困惑してしまいました。もともと10月の祝日が今年だけ7月に移動したわけですから、検索エンジンにとっても、ややこしい話ですよね。

「七夕」ググると「8月25日」　なぜ？

　ちなみにGoogle検索では、「七夕」と検索すると、7月7日ではなく「8月25日火曜日（2020年）」と出ます。7月7日のはずなのに……と混乱してしまいますが、この日は旧暦（明治時代以前に使われていた太陰太陽暦）の7月7日。旧暦は月の満ち欠けをもとにしているので、旧暦の七夕の夜には決まって半月状の月が南西の空に浮かんでいるそうです（仙台天文台のWebサイトより）。また、梅雨時期ではないため、空が晴れて天の川がきれいに見られる可能性も高そうです。

　というわけで、Googleが示した「8月25日の七夕」は決して間違いではないのですが、七夕と検索して7月7日と出ないのは、ちょっとびっくりしてしまいますね。