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電気グルーヴのCD高騰 メルカリは定価の3倍 ピエール瀧逮捕で出荷停止の余波

岡田有花フリーランス記者
メルカリより

 テクノバンド・電気グルーヴの最新アルバム「30」の転売価格が上がっている。メンバーのピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕されたことを受け、所属レコード会社のソニー・ミュージックレーベルズはCDの出荷や楽曲のデジタル配信を停止。新品が購入できない状況の中、既に購入していた人から譲り受けることが唯一の購入手段となっており、メルカリやヤフオクなどでは定価の3倍前後の価格で取引されている。

 30は1月23日に発売された、電気グルーヴ結成30周年記念アルバム。全12曲入りで、グッズが付いた初回生産限定盤と、CDのみの通常盤の2種類が発売された。通常版の価格は2916円、限定版は3780円だ。メルカリでは通常版が8000~1万円前後、限定版が1万円~1万3000円前後で取引されており、出品・購入が相次いでいる。Amazon.co.jpで出品者が販売できるマーケットプレイスでも、通常版が1万3000円以上、限定版が1万5000円以上で出品されている。

メルカリでは定価の3倍前後で取引
メルカリでは定価の3倍前後で取引
Amazonでも高騰
Amazonでも高騰
ヤフオクでは「回収の可能性あり!レア!」と煽る出品者も
ヤフオクでは「回収の可能性あり!レア!」と煽る出品者も

 未開封の新品の出品も多い。逮捕前に購入していた人だけでなく、出荷停止の情報が出た直後に転売目的で購入した人による出品も多そうだ。ヤフオクでは、「回収の可能性あり!レア」などの煽り文付きで販売している人もいる。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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