「連続ドラマ単独初主演、田中圭×豪華制作陣で挑むゲームを愛し続ける生き方を強く肯定する、ゲームプレイヤーズ・スト-リー! 実在するゲームは全て実名で登場! ゲームと出会い、ゲームを楽しみ、ゲームと共に青春を過ごした 「ぼくらのゲーム史」を描く異色のドラマが放送決定!」(公式リリースより)

というわけではじめまして。このたび縁あって、Yahoo! ニュース個人さんでコラムを書かせていただくことになりました、大塚ギチです。コラムの連載ははじめてですが、以後よろしくお願いします。

この連載のテーマはというと、ずばりビデオゲームの世界。そしてそのなかでもアーケードゲームの現在について書いていきたいと思います。

といいながらも僕は、1995年にビデオゲーム『バーチャファイター』のプレイヤーたちを取材したノンフィクション『トウキョウヘッド』を発刊して以後、ゲーム業界からは疎遠になり、ゲームもほぼほぼプレイしていないような状態。

そんな自分がなぜいまアーケードゲームの現状について書くのかというと、それは一昨年ほど前にさかのぼります。

僕が主催するインディーズ出版レーベルより、あるビデオゲームを題材にした小説『THE END OF ARCADIA』を発刊。さらに先の『トウキョウヘッド』を文庫版として「リマスタリング」化。さらに『バーチャファイター』プレイヤーたちが歩んできたこの20年の取材を開始しました。

こうした動きをするに至った経緯については『THE END OF ARCADIA』と文庫版『トウキョウヘッド』である『TOKYOHEAD RE:MASTERED』のあとがきを読んでいただければと思うのですが(amazonさんで購入できますが、ここはYahoo! さんのサイトなので興味のある方は検索してみてください。検索はYahoo! さんを使うといいと思います)、ともかくこの一年で、多くのゲームプレイヤーやゲームセンターのオーナー、オペレーター、基板業者ほか、アーケードゲームとゲームセンターに関わる人々にお会いしてきました。

個人経営のゲームセンターの閉店が相次ぎ、唯一の月刊発売の専門誌『月刊ARCADIA』が隔月刊行へと移行、日本最大級の対戦格闘ゲーム大会であった『闘劇』の閉幕。そのほかにも激動の続く2013年のアーケードゲーム・シーン。

それらひとつひとつが僕にはとても興味深く、またどこにも書かれていない現実がそこにありました。編集者としての本能というには大げさですが、でも「伝えたい」という気持ちがうずきました。

「出戻り」「にわか」という冷たい目線のなか、見聞きした数々の出来事。家でもなく、路上でもない、「ゲームセンター」という場に魅せられた人々の現状。

そうしたことをなんらかの形で書き記しておきたいと思っていたところ、じつにタイミングよくYahoo! さんからお話をいただき、こうして連載を始めることになりました。

僭越ながら少しづつではありますが、粛々と続けていければと思います。

タイトルは「BACK TO THE ARCADE」です。

そして。

そんな僕がいま取材対象とさせていただいている「ゲームセンター」を舞台にしたテレビドラマが今夜から放送になります。それが冒頭でご紹介させていただいた『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』(http://www.tv-tokyo.co.jp/official/noconkid/)です(2013年10月4日(金)からテレビ東京系で24:52~25:23に放映)。

この作品の原案・脚本を手がけた佐藤大さんとのつきあいは20年になり、今回はご本人から相談をいただき、アーケードゲームの手配と舞台となるゲームセンターの設営などのお手伝いをさせていただきました。

…といっても、「出戻り」「にわか」のこの僕ひとりでそんなことができるわけもなく、じゃあなぜできたのか? といった裏事情(?)などもこのコラムのなかで、つらつらご説明させていただければと思っています。

というわけで『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』ともども当コラム「BACK TO THE ARCADE」をよろしくお願いします。