欧州モバイル事情:ノキアCB発行で7.5億ユーロ調達する計画

フィンランドの大手携帯電話メーカーであるノキアは、転換社債(CB)を発行し、7億5000万ユーロを調達する計画を発表。かつては携帯電話市場で世界一のシェアを誇っていたノキアだが、2007年の初代iPhone発売以降、フィーチャーフォンからスマートフォンへの時代の変化に対応できず、そのシェアは日を追うごとに低下している。

今回のCB発行でキャッシュを確保し、米アップルや韓国サムスンに奪われた市場シェアの回復を狙う。

■Q3決算は六期連続の赤字

2012年10月18日に発表したQ3決算報告書では、六期連続となる赤字を記録。同期の売上は72億4000万ユーロで前年同期比19%減となったがアナリスト予想平均の70億ユーロは上回った。営業損失は5億7600万ユーロだった。

ノキアのキャッシュ保有はネットで36億ユーロと、6月の42億ユーロから低下していた。また、社債の格付けは過去1年間で投機的水準まで引き下げられており、一部のアナリストからはノキアが生き残るためには、今後数カ月で改善を示す必要があると指摘されていたため、今回のCB発行で信用力回復に努める。