米ターゲット、QRコードを利用したモバイルペイメントを導入。購入後は手ぶらで帰宅でOK。

米ディスカウントストア大手ターゲットがQRコードを利用したモバイルペイメントを導入。10月14日から開始されるこのサービスを利用すれば、商品と一緒に掲示されているQRコードを撮影すれば、それだけで買い物が終了する。購入者は商品を手にすることもなく、あとは手ぶらで家に帰れば良い。商品は追って、送料無料で自宅へ配送される。まずはクリスマス商戦に向けて20種類の玩具を対象とする。

店舗には在庫の圧縮、購入者には気軽さがメリット

この試みが上手くいけば、ターゲットにとっては商品が発注されてから購入者宅へ配送すれば良くなるため、店舗に商材を保管するスペースが削減され、倉庫から一括して商品配送を行うことが出来るようになる。まとまった数の発注が見込めるようになるのならメーカ倉庫からの直送なども組み合わせることによってさらに倉庫の規模を小さくすることも可能になるだろう。

また、支払いもQRコード撮影時にオンラインで完了するため、キャッシュレジスターが不要になる。当然そのためのスペースと人員を削減出来るようになるというメリットがある。

購入者にとってもメリットがある。支払いのための行列が不要になる。クリスマスシーズンに子供のために大量のおもちゃを持ってレジに並ぶのは大変苦痛だが、このサービスではそんな心配は不要だ。商品が送料無料で届けられるのも有難い。買い物のあとに映画を楽しもうと思ってもプレゼントを抱えたまま歩くのは大変だが、買い物したあとでも荷物が増えることはない。

店舗側、購入者側双方にメリットがあるこのサービス。

NFC等の新しい技術ではなく、既に普及している技術を使う点も評価が高い

モバイルペイメントと言えばNFCなどを思い浮かべる人も多いだろうが、QRコードという普及した技術であれば大半のスマートフォンやフィーチャーホンで読み取ることが可能で利用可能な層は多い。NFCを採用すればより高度な決済も可能だが、普及するまでにはまだ時間がかかる。

既に利用可能な技術を使い、配送無料というオプションを提供することで、価値あるものに変えた発想は素晴らしい。