ミサイルの光とレンズのゴースト現象

アメリカ軍公式発表動画よりミニットマンⅢ大陸間弾道ミサイルの試射

 2月23日午後11時47分(太平洋標準時)、アメリカ軍はカリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から太平洋のマーシャル諸島クェゼリン環礁に向けて、ミニットマンⅢ大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を行いました。

 その公開された発射動画にミサイルの反対側から移動する光点が映り込んでいます。(ミニットマンⅢの製造会社ボーイングがアメリカ軍発表動画をtweetしたもの)

 これはカメラのレンズの「ゴースト」と呼ばれる現象で、強い光源の光がレンズ内で反射すると、光源から画面中心に向かって対角線上に光の像が現れる場合があります。このため、ミサイルやロケットのような移動する光源の場合は逆方向からやってくるように映像では見えるのです。レンズ内で生じる現象なので実際には存在しません。

 なお今回のミニットマンⅢの発射に関して、アメリカ空軍全地球圏攻撃軍団(AFGSC)は「ICBMの打ち上げ予定表は3〜5年前に作成され、個々の打ち上げの計画は打ち上げの6ヵ月から1年前に開始されます。試験発射は世界の出来事や地域の緊張に対する反応や対応ではありません。」と説明しています。