タンカー攻撃で船体に残存した吸着水雷の部品の映像が公開

米国防総省の公開写真より。タンカーに貼り付いたリムペットマインの磁石の一部と推定

 6月13日、オマーン沖で日本のケミカルタンカー「国華カレイジャス号」とノルウェーの石油タンカー「フロント・アルテア号」が攻撃を受けた事件について、翌日14日にアメリカ軍はイランによるリムペットマイン攻撃だと証拠となる映像を公開しました。リムペットマイン(吸着水雷)とは磁力を用いた吸着式の対船舶爆弾のことで、人間の手で直接船舶に取り付けて時限タイマーをセットして起爆する特殊作戦用の兵器です。マイン(機雷)とありますが通常の機雷とは全く異なる使い方の兵器になります。

 そして17日(日本時間で18日)に、更に新たな映像が追加で公開されました。

 タンカーの船体に直径数cmの物体が貼り付いていますが、これは吸着水雷の磁石部分の一部だと推定されています。

 犯人が吸着水雷を外そうとしたのは、不発弾が付いたままだと発見されて証拠として押収されてしまうので、処分しようとしたのだろうと思われます。アメリカがこれをイランの犯行と断定した理由は、吸着水雷を取り外す作業で使われていた小型ボートがイランのイスラム革命防衛隊のガシュティ級巡視艇と判別されたからです。