北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルを地対地型に転用、発射試験に成功

(ペイレスイメージズ/アフロ)

2月12日午前8時ごろ、北朝鮮は北西部から東に向けて弾道ミサイルを発射、500km飛翔した後に日本海に着弾しました。北朝鮮国営メディアは戦略弾道ミサイル「北極星2号」の実験が成功したと発表しています。

「北極星1号(西側コードネームKN-11)」は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)であり、これを地上発射型に改良した派生型が今回試験発射された北極星2号になります。そして北極星シリーズは固体燃料式の弾道ミサイルです。つまり液体燃料式のノドンやムスダンとは全く別種の弾道ミサイルであり、液体燃料を充填する待機時間が無く即時発射できる固体燃料式の弾道ミサイルは、発射前に空爆で狩り切ることが非常に困難になります。将来これが量産化され旧型の弾道ミサイルを置き換えていった場合、脅威は格段に高まることになるでしょう。

今回の発射試験で北極星2号は水平距離500km、最大到達高度550kmを飛行しました。これはロフテッド軌道(山なりの弾道)で打ち上げたもので、通常の弾道で発射した場合には最大射程が1000~1200kmになります。北朝鮮が発表した「中長距離」には及びませんしICBMには程遠いですが、ノドンと同等の射程を持ち日本を攻撃する気なら既に十分な性能が備わっています。そして北極星2号の試験で得られた成果をもとに固体燃料式のICBMを完成させ、アメリカに対する抑止力とする計画が続いています。

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