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陸上自衛隊の新型地対空ミサイルが射撃試験で超音速標的の撃墜に成功

JSF軍事/生き物ライター
アメリカ陸軍より、陸上自衛隊03式中SAM改(ホワイトサンズ試験場)

11月5日のアメリカ陸軍の報道によると、日本陸上自衛隊の03式中距離地対空誘導弾改(略称:03式中SAM改)が今年の夏にニューメキシコ州にあるホワイトサンズ・ミサイル射撃実験場で迎撃試験を行い、10回の試験に全て成功した事が伝えられています。そして標的の中には高空でマッハ3~4、海面すれすれでもマッハ2.5を発揮できるGQM-163Aコヨーテ超音速巡航ミサイル標的も含まれていました。

防衛省技術研究本部より、開発時の03式中SAM改
防衛省技術研究本部より、開発時の03式中SAM改

03式中SAM改は従来の03式中SAMより小型化されたミサイル弾体を使用したもので、1発当たりのコストが削減されています。これは本来は海上自衛隊の護衛艦に搭載するために開発されていた艦対空誘導弾XRIM-4が元になっています。(XRIM-4は海上自衛隊には不採用)

03式中SAM(従来型)
03式中SAM(従来型)
軍事/生き物ライター

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人戦闘兵器、オスプレイなど、ニュースに良く出る最新の軍事的なテーマに付いて解説を行っています。

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