米本土防衛用ミサイル防衛、弾頭改良後初の試験で迎撃成功(動画)

米ミサイル防衛局よりFTG-06B実験で発射されるGBI

米ミサイル防衛局は22日、本土防衛用対弾道ミサイル迎撃システム(GMD)の地上配備迎撃ミサイル「GBI」に搭載される大気圏外迎撃弾頭「EKV-CE2」を改良、新設計してから初の迎撃試験FTG-06Bを行い、成功させました。

マーシャル諸島クエゼリン環礁にあるレーガン射撃試験場から発射された中距離弾道ミサイル標的は、前方展開されたイージス駆逐艦「ホッパー」が追跡。更に海上配備Xバンドレーダーが追跡を継続し、標的発射から6分後にカリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から迎撃ミサイルGBIを発射。ミサイルは順調に飛行し、新設計された第二世代の大気圏外迎撃体「EKV-CE2」が目標に命中、破壊しました。

GBIはこれまで迎撃試験が失敗続きで、「EKV-CE2」弾頭の設計をやり直しての試験はこれが初めてでした。もし失敗していれば去年決定されたGBIの追加配備計画に大きく影響するところでしたが、今回の迎撃試験成功で関門はクリアされた事になります。弾道ミサイル防衛システムでは他にTHAADが迎撃試験の連続失敗から改設計を経た後に連続成功するようになった成功例があるので、GBIも同様に安定した性能を獲得する事を目指しています。

また最近ではカナダがアメリカの弾道ミサイル防衛網に参加するかどうか再考しており、今回のGBI迎撃試験成功は大きく影響を与える事になりそうです。