
饒村曜
気象予報士
1951年新潟県生まれ。新潟大学理学部卒業後に気象庁に入り、予報官などを経て、1995年阪神大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、福井・和歌山・静岡・東京航空地方気象台長など、防災対策先進県で勤務しました。自然災害に対しては、ちょっとした知恵があれば軽減できるのではないかと感じ、台風進路予報の予報円表示など防災情報の発表やその改善のかたわら、わかりやすい著作などを積み重ねてきました。2015年6月新刊『特別警報と自然災害がわかる本』(オーム社)という本を出版しました。
記事一覧
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- 寺田寅彦忌、天災は忘れないうちにやってきた平成30年
- 平成30年は自然災害が多く、物理学者で随筆家の寺田寅彦の「天災は忘れた頃にやって来る」ではなく、忘れないうちにやってきました。大晦日は、天災が多い日本は科学的国防軍が必要とした寅彦が亡くなった日です。
- 2018/12/31(月) 11:31
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- 関東大震災や伊勢湾台風、阪神・淡路大震災が発生したイノシシ年
- 亥は株式相場に大きな変化がない年(亥固まる)と言われています。しかし、亥年には関東大震災、伊勢湾台風、阪神・淡路大震災が発生しています。毎年のように発生する大災害は、来年こそ固まって欲しいと思います。
- 2018/12/30(日) 11:56
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- 年末寒波が南下、年明けに弱まっても帰省帰りに再び寒波
- 日本列島には帰省時期を狙ったかのような寒波が南下し、全国的に強い風が吹き、北日本の日本海側と北陸では大雪となっています。年明けには寒波は弱まりますが、帰省帰りに再び寒波が南下しますので警戒が必要です。
- 2018/12/29(土) 7:06
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- 平成30年の台風 変な台風が多かった割には進路予報が正確
- フィリピン東海上で台風が発生しそうです。今年は7号が西日本豪雨の原因になったり、12号が東海沖を西進、21号が大阪湾に記録的高潮、24号が衰えずに本州横断と、変な台風が多い割には進路予報が正確でした。
- 2018/12/28(金) 5:00
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- 年末寒波 気象庁は「警報級の可能性」を連発
- 気象庁では「警報級の現象」が、5日先までに予想されているときには、可能性を発表します。年末は、真冬でもまれな強い寒波が南下してくるため、各地で警報級の可能性が高いことを示す「高」などを発表しています。
- 2018/12/26(水) 5:14
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- 10日先までの天気予報による年末年始の天気は?
- 気象庁は週間天気予報を行うだけですが、民間気象会社が10日先までの予報を行うことを許可しています。この10日間予報では、日本列島は12月28日頃から3月3日位まで、年末寒波によって日本海側は大雪です。
- 2018/12/25(火) 8:00
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- 「クリスマス寒波」は「クリスマス寒気」になっても、非常に強い「年末寒波」が襲来
- 太陽重視の人々は、日の出が1日の始まりでした。月重視の人々は1日の始まりが日没でした。クリスマスイブはその名残です。クリスマス寒波というより、クリスマス寒気になりそうですが、年末寒波は警戒が必要です。
- 2018/12/24(月) 5:00
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- クリスマス寒波の後に年末寒波
- クリスマス寒波という言葉がマスコミに登場するのは、家庭でクリスマスを祝うようになった高度成長期からのようです。暖かさが続いていましたが、クリスマス寒波で気温が平年並みに、年末寒波で一気に寒くなります。
- 2018/12/23(日) 7:55
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- 上空に氷点下45度以下の強烈な寒気 年末の帰省は厳重警戒
- クリスマスの頃に南下してくる寒波は、大規模の予想ではなくなりましたか、年末に南下してくる寒波は強力です。真冬でもめったに出現しない上空に氷点下45度の寒気が入ってきますので、年末の帰省は厳重警戒です。
- 2018/12/22(土) 5:00
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- 東海地震と日露和親条約と北方4島
- 日露和親条約は、東海地震津波で乘ってきた船を失ったロシア使節と平和裏に締結され、ロシア人指導で日本初の洋式船を作って使節を本国に帰しています。この時に決められた国境線が北方4島とそれ以北の千島間です。
- 2018/12/21(金) 5:00
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- クリスマス寒波の年は猛暑の年
- 最近のクリスマス寒波の年は、猛暑の年だったという共通点があります。記録的猛暑の平成30年も、クリスマスの頃に寒波が南下して寒くなりそうです。ただ、クリスマス寒波に続く冬は、暖冬・並み・寒冬、様々です。
- 2018/12/20(木) 5:00
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- 平成30年はクリスマスと帰省ラッシュのときに寒気南下
- 冬型の気圧配置となって寒気が南下しましたが、この冬型の気圧配置は長続きせず、全国的に暖かい1週間になりそうです。次の寒気南下はクリスマスの頃と帰省ラッシュの頃ですので、気象情報に十分注意してください。
- 2018/12/19(水) 5:00
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- 秋のように高気圧と低気圧が交互通過
- 低気圧が本州の南岸を通過し、暖気を持ち込んだため、12月17日は12日ぶりに真冬日が0地点となりました。その後、冬型の気圧配置となりましたが長続きしません。秋のように高気圧と低気圧が交互に通過します。
- 2018/12/18(火) 5:09
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- 長続きしない今年の冬型気圧配置
- 12月14日以降、冬型の気圧配置となって全国的に寒くなりましたが、冬型の気圧配置は長続きしません。16日の日曜は移動性高気圧が日本付近を通過し、東シナ海に発生した低気圧が発達しながら暖気を持込みます。
- 2018/12/16(日) 6:33
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- しばらく続く寒さ
- 東京では12月4日に最高気温が23.4度と夏日直前、11日には最低気温1.4度と冬日直前でした。数日は平年より低い最高気温と平年並みの最低気温が続き、その後、最高・最低気温共に平年より高くなります。
- 2018/12/13(木) 5:00
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- 東京で初雪の可能性
- 東京では、明治9年以降の142年間で、一番早い初雪は明治9・33年の11月17日、遅い初雪は平成19年の3月16日です。地球温暖化が進むと、平均では初雪は遅くなりますが、年によっては早い年もあります。
- 2018/12/11(火) 8:56
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- 等圧線の間隔が狭い北日本と山陰で強い風と寒気の南下
- 北海道の東海上で低気圧が発達し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となって北日本を中心に等圧線の間隔が狭く、暴風の可能性の情報がでています。山陰地方も等圧線間隔が狭く、寒気がより南下して雪となります。
- 2018/12/7(金) 5:00
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- 東京で幻の木枯らし1号、同じく幻の木枯らし1号となった39年前の冬は
- 気象庁では12月1日に39年ぶりに木枯らし1号が吹かなかったと発表しましたが、39年前の昭和54年は12月2日に吹いています。木枯らしの定義を11月で区切ったためで、区切らなければ週末に木枯らしです。
- 2018/12/6(木) 5:00
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- 記録的な暖かさのあとは強い寒気の南下
- 12月4日は南から暖気が流入して全国的に気温が記録的に上昇し、福岡では観測史上初の12月の夏日となりました。しかし、5日は寒気が北日本に南下し、少しおいて週末には強い寒気が東・西日本に南下してきます。
- 2018/12/5(水) 5:00
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- 今週末から本格的な寒気南下 東京でも最低気温3度の可能性
- 日本付近は、大きな移動性高気圧が通過し、南から暖湿気流が入りやすくなっているため、気温が高なり、曇りや雨の所が多くなっています。今週末に南下する寒気は本格的で、東京でも最低気温3度の可能性もあります。
- 2018/12/3(月) 5:00
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- 暖かい師走入り 紅葉狩りや大掃除は寒波が来る前に
- 暖かい師走入りとなりそうです。記録的猛暑からの高温傾向が続き、紅葉の見頃が遅れてクリスマスイルミネーションと重なった所もあります。一週間後には本格的な寒波が南下しますので、行楽も大掃除も今のうちです。
- 2018/11/30(金) 5:00
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- 黄砂は来ないがPM2.5は来る
- 中国大陸で大規模な黄砂が発生しましたが、春先と違って、これがそのまま日本に来るわけではありません。しかし、粒径が2.5マイクロ以下の非常に小さい粒子であるPM2.5は日本の環境基準程度のものが来ます。
- 2018/11/28(水) 5:00
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- 台風28号の行く末
- フィリピン東海上の台風28号は、北上して日本の南海上に達する見込みです。台風上空の風が弱く、進路が定まらないために予報円が大きく、台風発達・衰弱の境目の水温27度付近の北上で強度予報も難しい台風です。
- 2018/11/26(月) 5:00
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- 台風28号 予報円の直径1600キロで関東・東海も入る
- フィリピンの東海上の台風28号は、台風を動かす上空の風が弱いために進路が定まらず、一応、北上して日本の南海上を東進する見込みですが、5日先の予報円の直径は1600キロもあり、関東・東海も入っています。
- 2018/11/25(日) 6:22
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- 近畿地方で「木枯らし1号」、島嶼部を除く東京都はいつ
- 「木枯らし1号」のお知らせは、問い合わせが多いことから始めた気象庁のサービスで、近畿地方と島嶼部を除く東京都だけの発表です。今年は11月22日に近畿地方に木枯らし1号が吹きましたが、東京都はまだです。
- 2018/11/24(土) 5:17