春本番の暖かさから来週は強い寒の戻り

雨と風の分布予報(2月13日9時の予報)

春のような暖かさ

 立春(2月4日)の頃から日本列島に南下していた「立春寒波」が後退し、日本付近を通過する低気圧や前線に向かって南から暖かくて湿った空気が流入しています。

 このため、全国的に3月末から4月の暖かさとなっており、春本番の週末になりそうです。

 冬から春にかけては、低気圧が発達しながら日本の東海上に達すると、西高東低の冬型の気圧配置となってすぐに寒気が南下してきます。

 しかし、令和2年(2020年)2月中旬の低気圧は、日本列島を50~100ミリの雨を降らせながら通過し(タイトル画像参照)、日本の東海上で発達しますが、その後、すぐに西高東低の気圧配置にはなりません。

 移動性高気圧の通過によって、春のような暖かさが続きます(図1)。

図1 予想天気図(2月14日9時の予想)
図1 予想天気図(2月14日9時の予想)

 寒気が南下してくるのは、東シナ海で新たに発生した低気圧が通過したあとの、週明けになってからです。

来週の寒の戻り

 寒気の強さの目安となる上空5500メートルで氷点下36度の等温線は、2月17日夜に日本海に南下してきます(図2)。

図2 上空約5500メートルの気温分布(2月17日夜)
図2 上空約5500メートルの気温分布(2月17日夜)

 ただ、この氷点下36度線の範囲がそれほど大きくないため、強い寒気ですが長続きしません。

 地上付近で雨か雪かの目安となるのが、上空約1500メートルで氷点下6度の等温線です。

 氷点下6度以下の寒気は、西日本から南下してきて、2月18日朝には西日本から東日本の広い範囲をすっぽり覆います(図3)。

図3 上空約1500メートルの気温分布(2月18日朝)
図3 上空約1500メートルの気温分布(2月18日朝)

 つまり、週明けは、西日本から東日本の広い範囲で最低気温が0度未満の冬日となり、降水現象があれば、雪として降る可能性があることを示しています。

 週末が暖かいために、「強い寒の戻り」と感じると思いますが、これで平年並みの気温です。

 東京の最高気温の推移をみると、立春寒波では平年を下回りましたが、恋人たちが熱くなるバレンタインデー(2月14日)以降は、予報の上限が20度を超える可能性があります。

 また、最高気温の予報の下限は週明けには平年を下回る可能性がありますが、上限と下限の中間を予報値と考えると、平年並みの週明けを除いて、平年より高い予報となります(図4)。

図4 東京の最高気温と最低気温の推移(2月12~19日は気象庁、20~28日はウェザーマップの予報)
図4 東京の最高気温と最低気温の推移(2月12~19日は気象庁、20~28日はウェザーマップの予報)

 さらに、最低気温も同じ傾向を示しています。

 令和2年(2020年)の冬で、一番寒かったのは立春寒波の頃といえそうです。

タイトル画像、図2、図3の出典:ウェザーマップ提供。

図1の出典:気象庁ホームページ。

図4の出典:気象庁資料とウェザーマップ資料をもとに著者作成。