
西川伸一
NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事
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1948年滋賀県生まれ。1973年京都大学医学部卒業。7年医師として勤めた後1980年ドイツ ケルン大学留学。1987年熊本大学医学部教授、 1993年京都大学大学院医学研究科教授を歴任。 2000年理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター副センター長。2013年、あらゆる公職を辞し、NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン代表理事として様々な患者さん団体と協力して、患者さんがもっと医療の前面で活躍する我が国にしたいと活動を行っている。
記事一覧
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- 手の器用なマウスを作成する
- 道具使用は言語とともに人間独特の性質だ。器用に手を動かすための運動神経支配はこのための必須条件だが、この器用さがマウスにも備わっていることを示す研究が米国で働く日本人研究者から発表された。
- 2017/8/1(火) 10:42
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- 診察室での医師との会話の録音は許されるのか?ー 米国の事情
- スマフォの録音機能を使って、診察室での医師との会話を録音することが米国で問題になっている。
- 2017/7/26(水) 7:29
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- 幼児期の行動は遺伝的要因に大きく影響される
- 一卵性双生児と二卵性双生児の行動を比べて、幼児期の行動が遺伝的に決まっていることを示す画期的研究がNatureに発表された。この結果は、将来の自閉症研究に重要な示唆を与えることは間違いがない。
- 2017/7/21(金) 12:58
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- 私たち現代人と共通の母系につながるネアンデルタール人がいた?
- ドイツ南部で出土したネアンデルタール人のミトコンドリアゲノムが、他のネアンデルタール人と比べ、かなり我々現代人に近いことが分かった。これは何を意味するのか解説する。
- 2017/7/16(日) 1:20
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- 個人用ガンワクチンをオーダーできる日がやってきた
- 先週号のNatureにメラノーマに対する個人用ワクチン治療に成功したという論文が、米国、ドイツから発表された。ワクチンをオーダーする時代が本当に来たのか、紹介する。
- 2017/7/12(水) 16:25
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- ちょっと気になる論文:プロトンポンプ阻害剤のリスク
- プロトンポンプ阻害剤は、上部消化管症状を抑えるのに最も処方されている薬だが、長期に服用するとリスクがあることがわかってきた。
- 2017/7/8(土) 15:39
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- NY市民を20年記録するThe HUMAN Project がついに始動する:AIの前に必要なこと
- 6月4日号のNY Timesに、NY市民1万人を20年にわたって記録するThe HUMAN Projectがついに始動することが報じられていた。
- 2017/7/2(日) 13:19
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- アルツハイマー病治療薬、臨床治験の現状
- オバマ大統領は、認知症・発達障害・精神疾患が社会の最も重要な問題になることを理解して、脳研究を推進した。では現在アルツハイマー病の治療薬の開発はどこまで進んでいるのだろう?
- 2017/6/28(水) 17:59
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- フィールズ賞受賞の新議員セドリック・ヴィラニはマクロン旋風の新しい風になるか?
- マクロン政党「共和国前進」は、今回の選挙で308議席を獲得し、その半数が女性という新しい息吹を感じさせるが、中でも異色の議員はフィールズ賞に輝く数学者セドリック・ヴィラニだろう。
- 2017/6/25(日) 11:56
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- 大腸ガンスクリーニングに関する提言を米国消化器系3団体が共同でまとめた
- 米国消化器3団体が合同で行った大腸ガンスクリーニングに関する調査と提言が発表されたので紹介する。
- 2017/6/24(土) 8:18
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- 福島を経験した日本人の意識調査:個人の節電努力と環境政策へのコミットメント
- 2011年我が国は東日本大震災と福島原発メルトダウンという未曾有の災害に直面した。しかし個人と政府が一体になった節電運動により暑い夏を乗り切った。この経験は私たちにどう生きているのか調査が行われた。
- 2017/6/16(金) 11:23
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- 胎児は形を区別する視覚を備えている
- 胎児の視覚を調べるのは難しい。今日はそれにチャレンジした研究を紹介する。
- 2017/6/13(火) 9:15
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- 妊娠中・子育て中のお母さんへの論文紹介
- 毎日多くの論文を読んでいるが、ほんの一部しか紹介できないのは残念だ。今日は、お母さんに役に立ちそうな論文をまとめて紹介する。
- 2017/6/10(土) 11:16
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- ヒトの心筋細胞も再生できるかもしれない(イスラエル・ワイズマン研究所からの論文)
- 心筋梗塞の初期治療が進んだおかげで死亡率は減ったが、失われた細胞を再生することは難しい。そんな難題をマウスモデルで解決した論文がNatureに発表される。
- 2017/6/7(水) 19:55
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- ミイラのゲノムからエジプト史を読み解く
- ネアンデルタール人の全ゲノム解析が進んでいる時代に、エジプト・ミイラのゲノム解析が遅れているのは意外だが、エジプトの気候と、遺体の化学処理が原因だ。この困難を乗り越え、最初のゲノム解析が発表された。
- 2017/6/4(日) 11:02
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- 一夫一婦制の生物学:動物は浮気心をどう抑制するのか?
- 哺乳動物の世界で一夫一婦性はマイノリティーだ。このような動物で浮気心を抑える生物学的メカニズムを知ろうと研究が続けられている。
- 2017/6/3(土) 9:34
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- 自閉症に対するスラミンの安全性と効果を確かめる小規模治験
- 自閉症では、細胞ストレスにより誘導された細胞外プリンが上昇し、神経反応異常が起こっていることが知られている。プリン作動性神経の興奮を抑えるスラミンの第I/II相治験が行われ、期待できそうな結果が出た。
- 2017/5/28(日) 12:46
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- ヤギも木に登る
- 写真のようにサーカスでもヤギは人気者だが、世界には木に登るヤギもいるようだ。
- 2017/5/27(土) 8:59
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- 痛みをめぐる医者と患者の深い溝は埋められるか?
- 平均値で考える医者が患者さんの訴えを大げさだと診立てることは稀ではなく、これが患者さんとの様々な問題の原因になってきた。これについて特集組んだ医学雑誌があったので読んでみた。
- 2017/5/22(月) 11:05
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- 論文紹介:知性と宗教心は逆相関する?
- フランスの政教分離はその厳格さで有名だが、トランプ政権は逆に宗教の政治活動を緩和する方向で動いている。この差が、知性の問題であることを示す論文を読んだので紹介する。
- 2017/5/20(土) 9:38
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- 大麻成分の一つTHCは老化した脳細胞を若返らせる?
- 大麻の医療用使用のみならず、個人の嗜好目的も合法化する動きが世界で広がっている。しかし若者の大麻常用は認知機能を低下させることもわかっている。ただ、高齢者にはメリットもあるかもしれない。
- 2017/5/12(金) 10:21
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- Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介 III
- CAN(Cure Autism Now)は2006年Autism Speaksと合体し、より力強く自閉症治癒に向かって活動をしている。今日はAutism Speaks 特別レポート紹介最終回。
- 2017/5/4(木) 10:31
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- Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介 II
- 自閉症のお孫さんを持つ元GE副社長ボブ・ライトが設立したAutism Speaks(自閉症の医療や研究を支援するNPO)が公開した自閉症の健康を守るためのレポートを昨日に続いて紹介する
- 2017/5/3(水) 10:30
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- Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介 I
- 自閉症のお孫さんを持つ元GE副社長ボブ・ライトが設立したAutism Speaks(自閉症の医療や研究を支援するNPO)から、自閉症の健康を守るためのレポートが出たので紹介する。
- 2017/5/2(火) 18:06
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- 夢見る脳を知る
- なぜ私たちは夢を見るのか、古代から私たちを魅了してきた問題だ。脳科学が進んだ今も、完全な回答はない。ただ、最近読んだウィスコンシン大学からの論文は、私の夢についての理解を格段に高めてくれた。
- 2017/5/1(月) 13:27