
西川伸一
NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事
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1948年滋賀県生まれ。1973年京都大学医学部卒業。7年医師として勤めた後1980年ドイツ ケルン大学留学。1987年熊本大学医学部教授、 1993年京都大学大学院医学研究科教授を歴任。 2000年理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター副センター長。2013年、あらゆる公職を辞し、NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン代表理事として様々な患者さん団体と協力して、患者さんがもっと医療の前面で活躍する我が国にしたいと活動を行っている。
記事一覧
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- AIを用いて脳を録音機にする。
- 脳を録音機のように使う可能性を示す面白い研究が発表された。
- 2/10(日) 10:57
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- アメリカの右派はフェイクニュースがお好き?
- フェイクニュースはトランプにより有名になった言葉だが、一般の人の選挙行動にどの程度影響を持つのか調べた論文が発表された。
- 2/9(土) 9:19
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- 自閉症の科学23 iPSで自閉症の研究は出来るのだろうか?
- ヒトのあらゆる細胞に分化できると行っても、iPSは細胞でしかなく、組織ではない。この技術の可能性は計り知れないが、自閉症のような高次の脳の状態の研究にも役立つのだろうか?
- 2/6(水) 7:15
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- 最近話題のCRISPR-Casによる遺伝子操作は遺伝子編集とは限らない。
- CRISPR-Casによる遺伝子操作はいつノーベル賞が出てもいいiPSに匹敵する技術で、生命科学や医学に変革をもたらせた。ただ、これを遺伝子編集として紹介するのは、本当は認識不足だ。
- 1/27(日) 11:48
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- 体外受精は早産や低体重児の原因とは言えない。
- 体外受精による出産では早産や低体重児の頻度が高いとこれまで信じられている。ただ、ちょっと統計の取り方を変えると、そう簡単には結論できないようだ。
- 1/26(土) 10:26
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- 遺伝子組み換え食物の安全性論争と科学リテラシー
- 遺伝子組み換え食物(GMO)には様々な問題があるが、生物学者としていくらかんがえても、組み換えられたDNA自体に害があるとは思えない。しかし、GMOは全て危険と強硬にGMO反対を唱える人も多い。
- 1/19(土) 14:51
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- 日本の国際捕鯨委員会からの脱退を国際科学雑誌(Nature & Science)はどう見たのか?
- 昨年暮れ我が国は国際捕鯨委員会からの脱退を決断した。これに対して様々な意見が聞かれたが、クジラ保護という科学的視点からの意見はほとんど聞かれていない。
- 1/16(水) 13:02
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- サプリメントの効用をどう判断すればいいのか?
- トクホや機能性食品を含むサプリメントが巷に溢れかえっている。宣伝をみると、ほとんどが中高年層を対象にしている。しかし、自分にどのサプリメントが効くかどう判断すればいいのだろうか?
- 1/14(月) 9:17
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- 自閉症の科学22 自閉症と表情
- 表情は言葉やジェスチャーと並んで、私たちの重要なコミュニケーション手段だ。当然自閉症では何か違いがあるはずだが、どこまで知られているのだろうか?
- 1/5(土) 9:49
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- 雑誌Natureの編集者が選んだ2019年科学界の注目点
- 年末にScienceの選んだら2018年のブレークスルーを紹介した。新年は、Natureの編集者が選んだ2019年の注目点を紹介する。
- 1/1(火) 20:35
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- 自閉症の科学21 ASD児童の言語学習にとってバイリンガル環境は有害か?
- 自閉症スペクトラムの子供達は多かれ少なかれ言語の学習障害を持っている。一つの言語でも苦労しているなら、2ヶ国語が普通に通用している環境は子供にとって有害ではないのか?そんな疑問についての研究。
- 2018/12/30(日) 10:21
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- サイエンスの選んだ今年のブレークスルー
- 今年一年を振り返る時期がやってきた。昨年は様々な雑誌の記事を紹介したが、今年はわかりにくい記事が多かったので、サイエンスの記事だけにすることにした。
- 2018/12/28(金) 8:21
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- 新生児期のビタミンD不足は統合失調症リスクを高める
- 新生児期のビタミンD不足が統合失調症のリスクを高めるという論文が発表されたので紹介する。
- 2018/12/23(日) 10:36
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- ブタの心臓を移植されたサルが900日を超えて今も生きている。
- ブタを臓器移植のドナーにする研究が加速している。遺伝子改変で急性拒否反応を抑えられるようになったためだが、そこにドイツからブタの心臓を移植したサルが945日も生きているというニュースが飛び込んできた。
- 2018/12/9(日) 11:43
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- 診断できない病気を減らす努力
- 患者さんにとって病名がわからないことは、実際には大きなストレスになる。米国では、一人でも診断がつかない患者さんを減らすための医学界一丸となったどりょくがつづけられている。
- 2018/12/8(土) 13:23
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- AI裁判は可能か?
- 証拠と判決という明確なインプットとアウトプットが存在する裁判は、ひょっとしたらAIに向いているかも知れない。陪審員の判決に対応するAIプログラムの開発に関する論文が発表されたので紹介する。
- 2018/12/5(水) 17:47
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- アルツハイマー病発症メカニズムに関する驚くべき新説
- アルツハイマー病は、異常なアミロイドタンパク質が脳内に沈殿することが原因で起こる。どうして正常なアミロイド遺伝子から、異常タンパク質が大量に作られるか、驚くべき新説が提唱された。
- 2018/12/3(月) 10:33
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- ハイエナのメス優位社会の秘密
- ハイエナは群れで暮らすのに、オスとメスの体格さがほとんどない。これはメスが群れを仕切る、メス優位の社会ができているからと考えられて来たが、そう単純ではなさそうだ。
- 2018/12/1(土) 9:27
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- マンノースは万能薬になるか?
- 最近ブドウ糖以外の単糖の予想外の作用が明らかになってきている。中でもマンノースは、アレルギーを抑え、一部のガンの増殖を抑制するなど一流紙に報告され、医療への応用が注目されている。
- 2018/11/27(火) 7:17
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- 芸術家の評価と市場
- 現代ほど芸術が値段で評価される時代はないだろう。その構造を分析した論文がScienceに掲載されたので紹介する。
- 2018/11/20(火) 18:05
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- 意外と平穏だった?ネアンデルタール人の暮らし
- ネアンデルタール人というと、氷河期に危険なマンモスと戦っているシーンが今でも目に浮かぶ。傷も絶えなかっただろうと思ってしまう。こんな彼らの生活がどの程度危険だったのか検証した論文が発表された。
- 2018/11/18(日) 17:44
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- 自閉症の科学20 人の声に対する反応を探る
- 東田直樹さんの文章に「話しかけられれば、それに答えようとする気持ちは、障害があってもなくても同じだという気がします」と書かれているが、自閉症の人は他の人の声をどのように聞いているのか考えて見た。
- 2018/11/14(水) 6:00
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- 自閉症の科学19 音楽療法の効果
- 自閉症スペクトラムの子供達は音楽能力が優れていることを示すエビデンスは多い。このルートを使って、コミュニケーション能力を回復させるための試みが続いている。
- 2018/11/11(日) 10:23
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- 紫外線は、2日に1回浴びるほうが、毎日1回浴びるより焼ける。
- 紫外線を浴びれば浴びるほど、日焼けするのかと思っていたが、そうでもなさそうだ。この問題に挑戦した面白い論文を紹介しよう。
- 2018/11/10(土) 9:05
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- 「パーキンソン病は盲腸から始まる」可能性の背景を説明する
- 虫垂切除でパーキンソン病の発症が遅れるという論文が発表され、メディアでも取り上げられているが、このような論文が発表される背景についての説明が全くない。今日はそれを説明してみよう。
- 2018/11/5(月) 11:32