LINEがコンビニでプリベイドカード販売を開始 -- これでApple税を回避

先日オープンしたLINE ウェブストアで利用できる専用のプリベイドカードが日本全国のコンビニで販売開始された。カードの種類は1,000円、3,000円、5,000円の3つとなっている。

LINE ウェブストアはLINEのスタンプやLINEゲームの有料課金アイテムなどを販売しているストアで、これはアプリではなくブラウザのストアである。ブラウザのストアで販売する利点は何かというと、1つはLINEが言っているようにクレジットカードなどを買えない人達が他の決済手段を得る事ができるという点だ。

Appleの提供するiOSならば、コンビニなどでiTunesカードを買えばいいのだが、AndroidにはGoogle Playカードというものはなく、クレジットとキャリア決済なので、親に携帯料金を払ってもらっている子達はいちいち親の承諾を得るのが面倒でプリベイドの方が良いというのも多いだろう。

そして、2つの目の利点が重要で、それはAppleへの手数料を支払わなくて良い点である。App Storeに登録されているアプリ内で課金するとAppleへ料金の30%を払わなければならない。アプリ内で独自の決済システムを実装し、Appleへ手数料を払わないなんてことはほぼ不可能である。

そこで、Amazonが提供する電子書籍アプリ/端末のKindleはどうしているかというと、販売はApp Storeの外のブラウザ上で行ってもらい、それを配信する形である。

LINE ウェブストアをこれに似ていて、外部サイトで販売しアプリ内にインストールするとうい方法を取っているのだ。これでAppleに手数料を30%も支払う必要がなくなった。

この方法は色々なアプリが採用しているのだが、いまいちアプリ開発者でないと利用規約を読み込まないので理解がしにくい。

2011年にはSonyのeリーダーアプリがAppleのアプリ内課金システムを使わずにアプリを提供しようとして、Appleからアプリの登録を拒否されたという報道があった。この後、Appleは皆の要求に屈して「アプリ外でも販売したいならアプリ内課金も用意すること」としていた。

その後、また少し規制が弱まってアプリ内から外部サイトの決済へのリンクを貼っていなければ良い(コンテンツ系アプリに限る)と規約を改定している。だから、今のLINEの販売方法には問題がないと言えるだろう。

どこまでLINE ウェブストアが繁盛するかわからないが、金額が大きくなればなるほど30%分の金額も大きくなる。LINEとしては出来ればウェブストアで買って欲しいんじゃないかな(スタンプのプレゼント機能とかオリジナル特典とか付けてるし)。