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生島ヒロシが惚れこんだ逸材。真理子フロレンティーナという可能性

中西正男芸能記者
今の思いを語る真理子フロレンティーナさん

 生島ヒロシさんが人生初のスカウトをして自らの芸能事務所に招き入れた真理子フロレンティーナさん(17)。オランダで生まれ、オランダ人で弁護士の父、日本人で音楽家の母に育てられました。同国の最難関・アムステルダム大法学部1年に在学中の才媛でもありますが、今考える「自分にしかできないこと」とは。

自らのアイデンティティ

 ずっとアムステルダムで暮らしてきたんですけど、今年10月に日本に来ました。アムステルダム大学に在学中なんですけど、いったん休学して日本で芸能のお仕事に携わっているという形です。

 オランダにいる時は日本で芸能活動をしようと思うことはなかったんですけど、毎年夏に日本のお友だちと会いに来たり、おばあちゃまに会いに来たりはしていたんです。

 その時に、何回かスカウトというかお声がけはいただいていたんですけど、2019年に生島さんから声をかけていただいて、そこからすごく前向きに考えるようになりました。

 小さな頃から「ドラえもん」など日本のキャラクターのものを持ったり、日本への思いは持った中で生活してきました。

 母がすごく頑張ってくれたので、自分が日本人でもあるという気持ちも強いですし、日本の食べ物も好きだし、家族とか自分のアイデンティティをキープしたい。だから、日本語ができるのはとても大切なことだと思っています。おばあちゃまと話せるのもすごくうれしいですし(笑)。

自分にしかできないこと

 何のお仕事がしたいかなんて自分で言うのは厚かましいことですけど、もしチャンスをいただけるならば、まずはモデルのお仕事ができたらなとは思っています。ファッションにはとても関心があるので。そして、もっともっと日本語の勉強をして、お芝居の仕事もできたらとも思っています。

 日本語は話せるけど、生まれ育ったのはオランダ。見た目も日本人とは違うけど、日本の血が流れている。そういう人間として、両方の国の良いところを互いに知らせる。

 人前に出るお仕事をさせてもらうのであれば、そんな「自分にしかできないこと」が実現できたらなと思っています。日本の人と顔や考えが違うのも、フレッシュな部分になったらうれしいですし。

 もともと、生島さんを知っていたかですか?…それは、ご存知じゃなかったですね。…あ、存じ上げなかったですね(笑)。

 調べて、すごい人だと分かりました。生島さんにご縁をいただいたので、なんとかお返しできるように頑張りたいと思っています。

(撮影・中西正男)

■真理子(まりこ)フロレンティーナ

2004年2月20日生まれ。オランダ出身。アムステルダム大法学部在学中。父はオランダ人、母は日本人。生島企画室所属。趣味は乗馬、旅行、バレエ、料理、バイオリン、絵画。身長165センチ。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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