グラビア界を席巻する光野有菜が初インタビューで吐露した思い
戸田恵梨香さん、紗栄子さんらを輩出した「週刊ヤングジャンプ」の誌上オーディション「制コレ'20」でグランプリに選ばれた光野有菜さん(18)。一目で見る者を魅了するプロポーションでグラビア界を席巻していますが、5月下旬に配信されるショートフィルム「花咲く頃に、僕らは」(橋本光二郎監督)にはヒロインとして出演しています。今まさに強い光を放つ存在となっていますが、その原動力とは。
人に恵まれて
この世界に入ったきっかけは、東京に出かけた際、スカウトを受けたことでした。
幼稚園の頃になりたかったものはキューティーハニーで(笑)。単純にかわいくて、カッコいいなと思っていたんです。
そこから成長していくにつれ、ガラッと変わったというか、弁護士さんとか法律の専門家になりたいなと思うようになっていきました。
要は、なりたいものの選択肢にこの世界は入ってなかったんです。でも、スカウトされて直感的に思ったのが「今しかできないことをやろう」ということでした。その気持ちを家族が後押ししてくれて、今に至るという流れです。
「週刊ヤングジャンプ」のオーディション「制コレ'20」でグランプリに選ばれて本格的にお仕事を始めたので、グラビア撮影が初めてのお仕事だったんですけど、何をどうしたらいいのかも分からないし、ポーズのとり方も分からない。
ただ、カメラマンさん、編集者さんが本当に優しく教えてくださいまして。自分でもどんどん良い写真になっていることが実感できてうれしかったです。
そして、どこまでも人に恵まれているというか、初めてのお芝居の仕事になったショートフィルムの撮影も、本当に丁寧に橋本監督に教えていただきました。撮影は3月末だったんですけど、それまでに2週間くらい橋本監督にレッスンもしていただきまして。
全国大会の常連になっている合唱部に所属する高校2年の女の子という役柄だったんですけど、新型コロナ禍も大きなテーマになっている作品なので、作中でもほとんどマスク姿なんです。
初めてのお芝居の上に、相手の表情も見えない。いくつも大変なことが重なったりもしたんですけど、幸い、良い現場に恵まれて乗り切れました。
負けず嫌い
自分の性格で、この世界に向いている部分があるとすれば、まず好奇心が旺盛なこと。そして、負けず嫌いということですかね。
小学校の時に校内のマラソンで1位になりたいと思って1位になり続けたり(笑)、自分が「こうしたい」と思ったら、そこに向けて突っ走る思いは強いかもしれません。
まだ始まったばかりなんですけど、この負けず嫌いというのは結果的に自分を後押ししてくれているなと感じています。
実は、取材のインタビューを受けるのは今回が初めてだったんです(笑)。
緊張しましたけど、私の過去や未来、そして、自分の長所をどう生かしていくかなど、考える良い場所をいただいたなと…。
今日の取材の受け答えに点数をつけるとしたらですか?
ん~、100点満点で10点くらいですかね(笑)。思いはあっても、それをうまく言葉にできなくて。次、またお話をさせてもらえる時がきたら、今日よりうまく話せる自分でいるよう頑張っていきたいと思います。
(撮影・中西正男)
■光野有菜(こうの・ゆうな)
2002年9月20日生まれ。大阪府出身。女優、モデル、グラビアアイドル。エーライツ所属。20年に「週刊ヤングジャンプ」主催の「制コレ’20」でグランプリを受賞。同誌で単独として初の表紙および巻頭グラビアを飾る。5月下旬に配信されるショートフィルム「花咲く頃に、僕らは」(橋本光二郎監督作品)のヒロインに選ばれる。身長167センチ。