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「当たり前かもしれませんけど…」。新型コロナウイルス禍で見出した井頭愛海の思い

中西正男芸能記者
初主演映画が公開される井頭愛海(所属事務所撮影)

 2012年に「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入りした井頭愛海さん(19)。17年には連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの娘役を演じ、10月9日から初主演映画「鬼ガール!!」が公開されるなど順調にステップアップを遂げてきました。その中で唐突に襲ってきた新型コロナウイルス禍。仕事が完全にストップした中での葛藤、そして、そこから見出した思いをストレートに語りました。

初主演映画

 映画の撮影は去年の6月から7月にかけて行われました。ロケ地が大阪の河内長野市、富田林市、千早赤阪村で、私の地元にもすごく近くて、小さな頃に習い事で通っていたところがあったり(笑)、本当に地元感たっぷりのロケになりました。

 エキストラとして、友達も応募してくれまして。「うわ、来てくれたんや!」とおしゃべりして「じゃ、またね!バイバイ!」と別れてから撮影。そこからが本番なのに、本番前に盛り上がって(笑)。たくさんの知り合いに囲まれながらのお仕事になったので、照れくささとうれしさが入り混じった撮影でした。

 去年の春で高校を卒業して、さらにお仕事を本格的にやっていくぞというところで、今回の映画撮影があったので、すごく前向きになれる流れをいただきました。

 そこからもNHKのドラマをやらせてもらったり、本当にありがたいお仕事をいただいていたんですけど、今年4月頃から新型コロナウイルスの影響で流れがピタッと止まりました。

葛藤からの気づき

 ありがたいお仕事が続いていた中だったので、お仕事がストップしたことで余計に気持ちがふさぎ込むところがあったんですけど、そこで今一度、いろいろ考えたんです。

 ふさぎ込んでいても何にもならないし、何事もポジティブにとらえないともったいない。時間ができたんだから、これまであまりやってこなかったことをやろうと。

 1日に1時間は運動をしようと決めて公園を走ったり。あと、料理をしっかりやってみようと思って、野菜スープやトマトスープをたくさん作って、それをもとにアレンジ料理を作ったり。

 運動と食事を見直すことで健康への意識も高まったと思います。まだ、健康になった実感はないんですけど「なんか、イイ感じ!」と思うだけでも健康にいいのかなと(笑)。

画像

 あと、お仕事についても、もう一回見つめ直す時間をいただけたと感じています。今まで当たり前のようにやっていたマネージャーさんとの会話やスタッフさんとの話がなくなって、それがどれだけ不便なことか。それも痛感しましたし、改めて、一人だと何もできないということを感じました。

 たくさんの方が支えてくださってお仕事ができている。それはしっかりと分かっているつもりだったんですけど、強く再確認しました。

 今は少しずつお仕事が戻ってきて、撮影もさせてもらっています。皆さん、あらゆる感染対策をしてくださって、その中で自分がお芝居をさせてもらっている。より一層、皆さんのありがたさを感じる現場になっています。

 基本的なことかもしれませんし、当たり前かもしれませんけど、もう一回“感謝”ということをコロナ禍で意識するようになったと思います。

 来年3月で20歳になるんですけど、もう完全に大人になりますからね。一番近いところにいる親への感謝もさらに強くなりましたし、これまで以上に親孝行をできればなと思っています。いいことばっかり、たくさん言いすぎですかね(笑)。でも、本当に、本当に、そう思うんです。

(撮影・中西正男)

■井頭愛海(いがしら・まなみ)

2001年3月15日生まれ。大阪府出身。オスカープロモーション所属。幼少時からミュージカル女優への憧れを持ち、12年、小学6年の時に「第13回全日本国民的美少女コンテスト」に応募。10万2564通の中から21人のファイナリストとなり審査員特別賞を受賞する。次世代ユニット「X21」や雑誌「ラブベリー」の専属モデルとして活動し、映画「おしん」やNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演。大阪を舞台にした初主演映画「鬼ガール!!」が10月9日から大阪で先行公開、16日から全国順次公開される。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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