「ニューロティカ」ATSUSHIが語る「35年続いた理由」

「ニューロティカ」のボーカル・ATSUSHI

 結成35周年を迎えた4人組パンクバンド「ニューロティカ」。先月リリースしたニューアルバム「LOVE☆SONG~唄を愛したピエロのロックスター人生~」の表題曲「LOVE・SONG」では「氣志團」の綾小路翔さんとコラボし話題になっています。ボーカルのATSUSHIさん(55)は「今でも毎日が新鮮なんです」と言葉に力を込めました。

55歳だからできること

 35年ですか。年を重ねるごとに、いろいろと進化ってわけじゃないんですけど新しい楽しみ方ができてるかなと。20歳の頃じゃできない感覚を、今、55歳でさせてもらっているというか。

 まぁね、20歳の時には20歳の時で、多分、周りの人と違う生活を絶対にしていたはずで。その時代も、その瞬間、瞬間で最高だったとは思うんです。なので、これがね、今に至るまで毎日新鮮なんですよ。

 ここまできて、本当にありがたいなと思うのは、周りの素晴らしい仲間たちですね。僕はパソコンもできないんですけど(笑)、電話一本で駆けつけてくれる友だちがいる。それがかけがえのないものだなと。

 学生の頃、どちらかというと、先輩とかに圧をかけられた人間だったので、それがすごく嫌だったんです。なので、自分が歳をとるほど、その部分をどんどん取り外していった。そして、フラットな付き合いをしてきたら、結果、良い仲間が残った。そう考えると、圧をかけてくれた先輩にも感謝かもしれませんね(笑)。

ここまで続くとは思っていなかった

 ただ、もう55歳ですからね。20歳の時の感覚で言うと、もう孫のいるおじいちゃんのイメージですもん。文化祭の延長で始めたバンドなんで、まさか、こんなに長く続くとも思っていなかったし、何より、こういう商売はお客さんあってですから。

 正直、いくら好きでも、それだけではできない。それが今もできてるんだから、これはもうね、僕が何か持ってるということですよ(笑)!

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 ま、正直な話、ここまで来られた理由。それはね、 この仕事の醍醐味。何と言っても、女にモテる(笑)。オレはSNSなんて関係ないですからね。どんとこいです!こんなこと言ってると、大人から怒られるんだろうけど(笑)。

 まぁね、僕より「AKB48」の方が大変だと思うし、中国から留学に来ている学生さんの方がもっと大変だろうし。それに比べたら、女にモテて、好きな酒飲んで、日本全国行ける。そりゃ、ありがたいことですよ。そう思ったら、全て感謝ですよ。

 今年は吉本興業さんやイベンターさんとタッグを組んで、今回の新しいアルバムも出しました。いつもはメンバー4人だけでやってきましたけど、今年はいろいろな方の意見をいただいて、今までとは違う作り方をしました。

 もちろんありがたいことなんですけど、ここでも、さて、みんなの意見を聞いて作ったアルバムか、オレが作っていた時のアルバムか、どちらが売れるのか。そんな勝負も、心の中では感じているんです。

40周年に向けて

 次の節目は40周年。確かにそうなんですけど、僕はあまり先を見ないというか、まずは目の前のライブ。それが終わったら、次のライブ。その連続しかないんです。感覚としては。

 ま、とかなんとか、もっともらしいことを言ってますけど、そりゃ、55歳。いろいろなものも落ちてきてますから…。今でもお酒は毎日飲みますけど、本当にね、すぐ眠くなっちゃう(笑)。そんな現実もありますけど、それでも、まだまだやっていきます!

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(撮影・中西正男)

■ニューロティカ・ATSUSHI

10月20日生まれ。東京都出身。4人組パンクバンド「ニューロティカ」のボーカル。1984年に結成。90年、日本コロムビアからメジャーデビューする。1996年からはインディーズで活動。「ニューロティカ」の35周年記念アルバム「LOVE☆SONG~唄を愛したピエロのロックスター人生~」は現在発売中。また全国ライブツアー「結成35周年&アツシ55歳ワンマンレコ発deお前の街へGo!」も開催中で、11月22日には宮城・仙台Flying Son、12月6日には福岡・the voodoo lounge、同15日には大阪・心斎橋Anima、同20日には神奈川・川崎CLUB CITTA‘で行われる。

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。noteで「全てはラジオのために」(note.com/masaonakanishi)も執筆中。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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