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MALIA、3度目の結婚で自分が変わった

中西正男芸能記者
今年元日に再々婚したモデルのMALIAさん

フジテレビ系「アウト×デラックス」、TBS系「櫻井有吉アブナイ夜会」など、テレビ出演するたびに、大きな話題を呼んでいるモデルのMALIAさん(32)。2回の離婚を経て、今年の元日に横浜F・マリノスの佐藤優平選手(24)と結婚。先月には、著書「TRUE LOVE 3度目は3人子連れで年下婚!」(講談社刊)も発売し、まさに“旬な女性”となっていますが、華やかなルックスの内にあるのは、子どもへのあふれんばかりの感謝だと言います。

今回、本を出させてもらったんですけど、とても覚悟の要(い)ることでした。完全に、自分をさらけ出すことですし。これを言っちゃうとノロケみたいになっちゃいますけど(笑)、本当の話、その覚悟ができたのは今のダンナさんがいたからなんです。彼がいなかったら、そもそも、スポットライトを浴びるようなお仕事に戻ることもなかったと思います。

彼が言ってくれたのが「どんなことがあろうが、何があろうが、僕はとなりにいるよ」ということ。言えそうだけど、なかなか言えない。この言葉に、完全に背中を押されました。実際、昨年12月18日にブログで婚約を発表して、今年の元日に婚姻届を提出。そして、芸能のお仕事を本格的に再始動したのも今年からなんです。

彼と出会って変わった

8歳下ということで、年齢だけが取りざたされることも多いんですけど、最初はそんなに下だなんて知らなかったんです。そして、知ってからも、気にもならなかった。でも、出会って確実に、自分が変わりました。

説明するのが難しいんですけど、自分に素直になれるというか、しっかりと落ち着けるというか。こういう取材も、以前は、もっと、もっと警戒心があったんです。「いったい、何を聞かれるんだろう…」って。

そこが変わった1つの理由として、すごく細かいことなんですけど、感じているのは“お茶”かなと…。10分でもいいから、家で彼と2人でお茶をする時間を作っているんです。彼が言うには「落ち着く時間を取ろう」と。考えればすぐにできることではあるんですけど、言われてやるようになってから、本当に一日がゆっくり過ぎるというか、たったそれだけのことで、しっかり過ごせるんですよね。

いざという時に家族会議をするというのはすごくエネルギーの要ることですけど、少しずつそれをしているというか、いろいろなものがすごくスムーズにいくようになりました。

本を書いたのは…

その結果、こういう場で話すことにも前向きになれたし、今は何を聞かれても一切、恐れることがなくなりました。1人目のダンナさん、2人目のダンナさん、正直、名前を検索したら出てきちゃうような人だし、隠せるようなことでもない。もちろん、彼らがどうだったということではなく、その時、その時で私はこうだったし、こう思った。そして、いろいろなことはあったけど、何より、その結果、今幸せになれているということを伝えたい。そう思って本を書いたんです。

ただ、子どもを育てるって、本当に、本当に、大変ですから。きれいごとじゃなく。3人の子どもがいて、今、小学6年、4年、2年。「3人も子どもがいて、よく離婚するよね…」みたいな言われ方をすることもありました。

シングルマザーがすごく増えてる世の中で、ちょっとでも後ろ指を指されることがあってはならないって本当に思うんです。誰も、好きこのんで1人になったわけじゃないし。ほんのわずかでも、私と同じような立場にある人が前向きに、楽になれるんだったらという思いで書くことと向き合いました。

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長男に感謝状を書いた

私も、2回の離婚がありましたけど、ウチの場合は長男と2人で、下の子2人を支えたという感じでした。これは感謝するしかないんですけど、何でも言い合える弟のような、親友のような彼が息子で本当によかったと思っています。だから、真ん中の子が10歳になった時、長男に感謝状を書いたんです。「君がお兄ちゃんだったからこそ、私はやってこられました」と。これって、ただただ素直な思いなんです。こちらが「ありがとう」と伝えると、向こうもサラッと「ありがとう」と返してくれました。そんないい子なんです。

お仕事もさせてもらってますけど、ありがたいことに、土日はお休みをいただいてますし、家族優先というのを第一に考えています。

朝7時台に子どもたちを学校へ行かせるための大戦争(笑)があるんですけど、私、意外と朝早いのは大丈夫でして。というのは、顔も派手だし、見た目も派手だし、すごく夜更かしをしてそうに思われるんですけど、実はメッチャ早寝なんです。やることがなければ午後10時には寝てます。マネージャーさんは、連絡が取りにくいと困ってますけど(笑)。

えっ、得意料理ですか。こんな話の後だったら、すごくいい奥さんとしてハードル上がりますよね…。…う~ん、簡単で早いからカレーです。何を聞かれても平気と言いましたけど、そこは、これくらいで勘弁してください(笑)。

■MALIA(まりあ)

1983年2月1日生まれ。神奈川県横浜市出身。14歳の時、雑誌「egg」のストリートスナップをきっかけに、モデルの道へ。雑誌「fine」「ViVi」などでモデルを務め、19歳で人気Jリーガーと結婚し、長男を出産する。04年に離婚し、05年には総合格闘家と再婚。二男と長女に恵まれるものの、09年に離婚。2012年には、東京・六本木にブラジリアンワックスのサロンをオープン。2015年、横浜F・マリノスの佐藤優平選手と元日に婚姻届を提出する。著書「TRUE LOVE 3度目は3人子連れで年下婚!」(講談社刊)が発売中。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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