愛知県の巨大インキュベーション構想、始動。

ステーションAiプロジェクト推進協議会 会議資料より
ステーションAiプロジェクト推進協議会 会議資料より

「ステーションAiプロジェクト推進協議会」が愛知県庁にて開催されました。

巨大なインキュベーション施設を作り、モノづくり×デジタルのスタートアップ・エコシステムを作り上げる産学官コミュニティのキックオフ。

大村秀章知事のイニシアティブで始まりました。

ぼくはCiP協議会の立場で参画致します。

ステーションAiなる施設が目指すのは、愛知県の強みであるモノづくりの技術と、スタートアップとを融合させることでイノベーションを起こしていくこと。そして更なるスタートアップを誘引するインセンティブを引き起こし、エコシステムを根付かせることです。

そこで、企業、大学、経済団体、金融機関、行政など関係者がベクトルを合わせ、スタートアップの創出や誘致を支援する政策をパッケージ化させることとしています。

特にクルマなど愛知県に集積するモノづくり産業とデジタルをかけ合わせた領域に注力するイメージです。

ステーションAiの建設地は名古屋市の鶴舞公園脇、元県勤労会館跡地7300平方メートル。オープンは2021年度中(2022春)の予定です。コワーキング、オフィス、イベント、セミナー、宿泊、カフェ・レストランなどを収容する数階建ての場所になります。日本最大、いや世界有数のインキュベーション施設となります。

ステーションAiを中核としつつ、医療・健康、デジタルコンテンツ、スポーツ、食品など愛知県内の他のサテライト支援拠点をつなぎ、拠点間の連携も図る。東京・竹芝のCiPはじめ、他都市との連携も視野に入ります。

中心プレイヤーとして参加しているのは、企業からはトヨタ、デンソー、アイシン精機、ソフトバンク、吉本興業、三菱UFJ銀行、大学は名古屋大学、名古屋工業大学、慶應義塾大学。経済団体としてCiP協議会ら。アイシン、ソフトバンク、吉本はCiPメンバーでもあります。

特筆すべきは海外ネットワーク。既に知事が率先して海外の重要プレイヤーを巻き込んでいます。

シンガポール国立大学、清華大学、フランスIMTとは既にMOUを締結し、テキサス大学オースティン校、上海交通大学、浙江大学、仏INSEADとも協議中。

産学連携の起業支援コミュニティとしては最強の布陣です。

ステーションAiプロジェクト推進協議会 会議資料より、及び著者撮影
ステーションAiプロジェクト推進協議会 会議資料より、及び著者撮影

大村知事「世界は勝者総取りが続いている。モノづくりにデジタルをからませ、集積が集積を呼んで、スタートアップの集まるエコシステムを作る。パリのインキュベーション施設Station Fにならった構想で、そことも組む。」壮大です。

ぼくのあいさつ「CiPは東京にテックとポップが集積する特区を作る産官学の構想で、来年の街開きに向け60社のコミュニティで進めています。東京が得意なITやエンタメが中心となって進めているが、愛知県はクルマ、ロボット、宇宙という東京にはない大きな魅力が集積。お役に立てれば。」

「中核となる産学官のプレイヤーが揃い、海外のネットワークがあり、場所が用意されていて、呼び水としての公的予算もあって、首長の熱意がハンパない。これだけ揃ったプロジェクトは見たことがありません。問題は、そのコミュニティの活性化。そこに力を入れたい。」

東京で立ち上げるテック・ポップ拠点CiPを愛知県で横展開するモデルです。

2020東京、2022名古屋、そして2025大阪万博と大型プロジェクトが立ち上がってまいります。

京都や福岡でも新しいインキュベーション構想が動いています。

これらの拠点を結ぶ列島構想を描きたい。

よろしくどうぞ。