櫻井孝昌さんの思いを継ぎたい

ポップカルチャーの研究家、櫻井孝昌さんが事故で亡くなって、一年になります。

日本のアニメ文化などの海外発信をめざして外務省が設けた有識者会議の委員も務められました。著書に「世界カワイイ革命」「アニメ文化外交」などがあります。

櫻井さんは、国際オタクイベント協会IOEAの事務局長を務め、世界のオタクイベントをネットワーク化しました。33か国、74イベントが集う動員200万人の親日イベントコミュニティを作られたんです。偉業です。

http://ioea.info/

生前、ぼくが書いた櫻井さん著書の評です。

「櫻井孝昌「日本が好きすぎる中国人女子」(上)-- 日本の認識不足」

http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7.html

「櫻井孝昌「日本が好きすぎる中国人女子」(下)-- 本気度の問題」

http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/10/blog-post_10.html

最後に会った時、「先日、サハリンのオタクイベントに足を運び、親日コミュニティと交流してきた」と話していました。その後、「シンガポールのオタクイベントで中国オタクの進出に危機感を募らせた」と話していました。この人脈とフットワークを、ぜひ日本の政策・外交にも活かしてほしいとぼくが頼んでいた矢先でした。

櫻井さんの国際オタクイベント協会とぼくらのCiP協議会とが連携して、国際連携を強化するプランを作ることで合意し、握手した翌日のことでした。この外交官数十人分に匹敵する役割を、これから担ってくれる人はいるのだろうか。その情熱を、ぼくらが受け継げるのか。考え続けています。

国際オタクコミュニティをみんなで育て、年1000万人を動員する親日ポップコミュニティを作りたい。櫻井さんが築いてきた世界的な大学ネットワークを育て、各国のオタク研究者のプラットフォームを作りたい。

そこで、「世界オタク研究所」を設立することにしました。日米欧、アジア、アフリカなど世界中の大学・研究機関におけるオタク研究者を結ぶコミュニティです。総本山をPopTech特区CiPの竹芝に置きたいと画策しています。

やってみます。あちらから見ていてください、櫻井さん。